丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

9月15日 阪神11R ローズS(G2)

丹下日出夫の見解

【春とは別馬】デニムアンドルビーが、秋華賞へ向けローズSから始動。本年のオークスは、ジェンティルドンナの2分23秒6というレースレコードは別格として、前半1000mが59秒6―2000m通過・2分1秒5という確からしいラップを踏襲し、オークス史上歴代2位の2分25秒2で決着をみた。メイショウマンボの大駈けには、臨戦過程上、正直驚きを隠せないが、エバーブロッサムは勝ち馬と0秒2差。最後方から漸次追い上げたデニムアンドルビーは0秒5差。マンボの後塵を拝したものの、秋になって、勢力図はそのままとは限らない。主軸に推したデニムアンドルビーは、年明けの2月デビュー。フローラSを一閃、オークスに「間に合った」はいいが、肝心のオークスは、体重表記こそ同じだったが少し馬が硬くなり峠をすぎた観。直線入り口で射程圏に入れるまでに時間を要し、追い込み届かずの3着に終わったが、ただフローラSは、11秒9―11秒2―11秒4(3Fは34秒2)というレースラップに対し、デニムのソレは33秒8。あの加速ラップと爆発力こそが本来の能力。ひと夏を充電にあてトモにも筋肉がついた。「ある程度、前で競馬をしたい」と陣営が口にするのも、馬体強化がなったからこそ。地元関西圏の競馬だけにリスクも軽減できるし、切れ味を生かすには外回り1800mもベスト。関西遠征のぶん、対抗としたが、エバーブロッサムも、春はまだ成長途上。それでいて、フローラSが0秒1差、オークスが2着。そのオークスも、メイショウマンボは戸崎のマークの想定外?思い通りにミッシリと稽古を積めるようになった秋は、デニムやマンボよりワンテンポ早く自力で動くこともできる。逆転も視野に。単穴はトーセンソレイユ。同馬も年明けデビュー、420キロソコソコの軽量馬。春二冠はガス欠に終わったものの、エルフィンSの上がり33秒5に血統と能力が集約。前記二頭と違い、一連の調教過程をたどると、まだ太り切れないというか。完成しきれてはいない。しかし、そういう「天才型」の一発勝負型だからこそ、トライアルのロースSが狙い目となるのではないか。メイショウマンボも、もちろん圏内。ただ稽古は動いたが、まだ肉付きがよすぎるというか。エンジンがかかるまでがゆっくりだけに、ひと叩きした次回が文字通りの本番かもしれない。連穴はローブティサージュ。春は馬体や体調を戻すほうが先決。桜・樫は消化不良に終わったが、コレクターアイテムとの併せ馬を見ると、阪神JF時の活気と覇気を取り戻している。オークスのレベルを考えると、少し相手が揃いすぎてはいるが、ノボリディアーナの健やかな先行力にも一票を投じたい。レッドオーヴァルは、1800mをどうクリアできるか。将来の路線を占う分岐点。

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