丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

4月7日 阪神11R 桜花賞(G1)

丹下日出夫の見解

【三度目のサプライズ】クロフネサプライズは、7枠13番。この枠なら、内の先行勢の脚色と馬場を確認しながら精密な競馬を組み立て、力通りに桜花賞をもぎ取る。戦法は緩急自在の先行策。阪神JFは5ハロン通過・57秒8というハイペースを、二番手追走から首差2着に粘り込み。チューリップ賞は一転、5ハロン通過・60秒2のスローに落とし込み、ラスト3Fを11秒8-10秒7-12秒0で完封。勝負どころの残り2F・10秒7は、緩ペース云々を差し引いても速い(向かい風の直線は12秒を要したものの、追い上げる他馬も条件は同じ)。阪神JFとチューリップ賞の走破タイムは、いずれも過去十年で三番目以内の好タイム。本番と同じコースで二度結果を残した経験も心強い。重量感の溢れる坂路調教の走法は、父クロフネ譲り。道悪競馬も不問とみた。武豊ならGIの舞台でも、まっしぐらに度胸の逃げが打てる。逆転があればレッドオーヴァルの破壊力。チューリップ賞は、10キロ減でガス欠を起こし7着に惨敗。3歳春の牝馬がトライアルから3週間で立て直しをはかるのは容易ではない。しかし、スローの大外をブン回し最速の上がりは計時。ポテンシャルは最上位の扱いでいい。木曜計測の体重は432キロ。ほんの少しの体調アップで、紅梅Sの外一気の再現も十分。トーセンソレイユは、利発さが目に宿るディープインパクトの妹。前走のエルフィンSでは33秒5という驚嘆の末脚を披露。レッドと同様、体重維持に課題を抱えているものの、三戦無敗で桜奪取の大仕事をやってのけて不思議のない、それだけの血統馬だ。メイショウマンボのフィリーズレビュー・1分22秒1も、相当に良質。唸るようなデキで本番、幸四郎マジックあり。クラウンロゼは、フェアリーSは逃げて1分34秒7。アネモネSは一転、好位からソツなく外に持ち出し、同じ中山のマイルを1分34秒7。走破タイムは同じでもレース内容に格段の進歩がみられる。2歳牝馬チャンプ・ローブティサージュは、中間攻め強化。6番枠とあれば、阪神JFと同じ積極策に活路を見出しにかかる。

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