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　◎キズナは「ディープインパクト×ストームキャット」という組み合わせで、ファレノプシス(桜花賞、秋華賞、エリザベス女王杯)の半弟にあたる良血。母方にストームキャットを持つディープインパクト産駒はコンスタントに走っているものの、この組み合わせだけでは大レース向きの底力に不安がある。本馬は名馬ナリタブライアン、ビワハヤヒデの近親で、3代母フィジーに重厚なヨーロッパ血統が入り、これがクラシック向きの底力の担保となっている。同牝系から誕生したディープ産駒にラストインパクト(きさらぎ賞6着)がいるように、このファミリーと父の相性は悪くない。前走の弥生賞5着はコース取りの綾であり、まともなら勝ち負けになっていた。このメンバー相手に何の不利もなく走ることができれば力の違いを見せつけるはず。