複勝
1点
11
5000円
馬連
3
2000円
5
1000円
流し
4通り
6
8
12
16
各500円
購入:10000円(7通り)
払戻:0円 収支:-10000円
今年の菊花賞の出走馬を見るとエピファネイアの実績は断然と言えるものがあるのですが、他の上位人気に支持されている馬たちは春の青葉賞に出走していた馬が多いことに気がつきます。神戸新聞杯3着のサトノノブレスは青葉賞4着馬。根強い人気を持つラストインパクトは青葉賞3着馬。前走の兵庫特別で驚異的な走りを見せたバンデは青葉賞15着馬です。その青葉賞は世間では前残りのレースと認識されているようですが、果たしてそうだったのでしょうか? まず青葉賞で逃げて2着だったのは次走ダービーで3着に入線することになるアポロソニックです、内容が薄い青葉賞2着馬だったとしたら、次走のダービーで3着入線なんてできるでしょうか? また青葉賞で2番手追走からバテて15着まで沈んだ馬がバンデです。バンデほどのスタミナの持ち主が15着まで沈んでしまったことから考えても、今年の青葉賞は数字以上に先行馬にとって厳しい流れだったと考えるほうが自然だと見ます。 そのスタミナ比べとなった青葉賞で2月以来の競馬ながら先行策から勝利したのがヒラボクディープです。おそらく全能力を出し切った場合には、相当なスタミナを秘めているでしょう。前走のセントライト記念はあくまで叩き台、更に追い込みの競馬になったことも着順を悪くしてしまいました。競馬はもともと強い馬が巻き返すのが一番多い穴パターンです。完全に人気の盲点になっているようですが、終わってみれば青葉賞馬は強かったという結果になって不思議ありません。 もともと菊花賞は青葉賞勝ち馬が強いレースでした。古くはガクエンツービート、ステージチャンプが秋初戦のトライアル敗退から2着に巻き返して穴を開けています。前記2頭は青葉賞で勝利した次走のダービーで大敗、そして秋トライアル敗戦、まったく今回のヒラボクディープと同じなのです。もしエピファネイアが自滅するようならば他のダービー組は手薄なだけに、ヒラボクディープが勝利するチャンスは十分と見て◎とします。 ○は皐月賞2着、ダービー2着、神戸新聞杯1着のエピファネイア。今回の出走馬のなかでは断然の能力、実績の持ち主です。しかし今回は死角がいくつか目に付きます。一番の死角はトライアルの神戸新聞杯で自己ベストのPP指数をマークしてしまったことです。競走馬は休養明けから全力を出してしまうと、どうしても次走で疲れが残ってしまいやすくなります。かつての菊花賞でもトライアル勝利馬が何度馬群に沈んだことでしょうか。菊花賞の時期が前にスライドし、関西のトライアルが神戸新聞杯に一本化されて以来、神戸新聞杯の勝ち馬で、菊花賞も勝った馬を数えるほうが数少なく、ディープインパクト、オルフェーヴル、ゴールドシップなど、歴史的な名馬ばかり。他は2着以下に沈んでいます。 調教過程を見ても本気で菊花賞を獲りにきているというわけではなく、流れの中で菊花賞に出走、本当の狙いはジャパンCのように見えます。かつてのライスシャワーが菊花賞を勝利したときはまさに鬼調教を課してスタミナを極限まで鍛えたものでした。それと比べてしまうとどうしても今回のエピファネイアの調教メニューは手緩く感じてしまいます。エピファネイアの能力は断然です。しかし本気度と気性面に不安点を抱えているエピファネイア。さて、どうなるでしょうか。 ▲は皐月賞6着、ダービー6着の実績は、今回の出走メンバーのなかでは上位と言えるテイエムイナズマ。2歳時のデイリー杯2歳Sでは折り合いを欠いて3コーナー先頭、そのまま押し切ってしまうというスタミナ任せの競馬で勝利した馬です。その後は一時的にスランプとなりましたが、距離が延びるにつれて本領を発揮し始めました。前走の神戸新聞杯はスタートであおってしまい完全な出遅れ、能力を出し切れませんでした。しかし今回は体調面が順当に良化してくるはずです。前を行く馬たちが引っ張り、折り合うことができれば直線で強襲するシーンも十分でしょう。
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