複勝
1点
9
5000円
馬連
1
1700円
5
1000円
7
300円
流し
4通り
3
12
14
16
各500円
購入:10000円(8通り)
払戻:0円 収支:-10000円
桜花賞はそれまでの勢力図を引き継ぐ結果となったものの、オークスで下克上が起こり、そして秋のトライアル戦線でも変化が起きました。もっとも大きな変化は、秋華賞へ向けて最も重要なトライアル、ローズSでデニムアンドルビー以外のオークス上位馬が敗れたことです。また、春の時点ではクラシック戦線に出走していなかった馬が紫苑Sでワン、ツーを決めました。 今年のローズSは台風の接近のために重馬場で行われました。馬場が重くなっていたにもかかわらず、1000m通過は58秒2と緩みない流れ。結局、完全なオーバーペースとなり前に行った馬の大半はラスト1Fあたりで失速し、追い込み馬がゴール前で殺到する展開になりました。勝ち馬のデニムアンドルビーはスタートで出遅れたことが逆に幸いしたのです。このようなオーバーペースで厳しくなるのは逃げ、先行馬。道中2番手追走の◎ノボリディアーナにとっては展開が厳しすぎました。しかし、このような厳しい競馬を経験することは競走馬のスタミナを大きく鍛え上げます。 かつてのエリザベス女王杯でテイエムプリキュアとクィーンスプマンテが行ったきりの大波乱を演じましたが、あのときの2頭は前哨戦の京都大賞典で異常な乱ペースの逃げで共倒れ。しかし、厳しい競馬を経験したことでスタミナが大幅にアップ。結果、エリザベス女王杯で必然のワン、ツーを決めたのです。 また、前哨戦のローズSが道悪だった年と言えばブラックエンブレムが勝利した2008年が挙げられます。このときのブラックエンブレムはローズSで15着大敗からの一気の巻き返しでした。競走馬にとって、休養明けでハイペースの重馬場を先行することはとても厳しいことだということが、このことからも理解できるはずです。 ノボリディアーナは白百合Sの勝ち馬です。白百合Sの2着馬がローズS3着のウリウリ。対戦比較から考えてもノボリディアーナがローズS上位馬と遜色のない潜在能力を持っていることは明らかです。また、この馬は京都芝でここまで3戦3勝。激走の材料は揃いました。 ○はデビュー2戦目となった5月の東京500万下戦で、好位から上がり3F32秒8の末脚で勝利したレースが強烈なインパクトだったスマートレイアー。3歳春の時点で上がり3F32秒台かつ、出走馬中で最速の上がり3Fタイムをマークするような馬は後に出世することが多いですが、この馬はその典型と言えるでしょう。自在脚質で切れる脚も持っているわけですから、どういう展開になっても安心できます。キャリアも浅く、まだ大きく上積みも期待できます。過剰人気なのは玉にキズですが、大きな死角が少ない馬です。 ▲は逃げるとかなり強いセキショウ。この馬は未勝利戦で逃げて、来週の菊花賞出走予定のウインアルザスを5馬身、3着以下を9馬身以上突き放して勝利した実績があります。その後は折り合いに専念したために、なかなか勝ちない競馬が続いていましたが、前走の紫苑S勝ちは逃げの手に出ると読むならば必然でした。また、紫苑Sは秋の中山開幕週といっても、けっして楽な逃げではなく、2番手を追走した1番人気のマコトブリジャールを失速へと導く、自慢のスタミナを生かした逃げでした。今回も逃げの手に出る可能性が高く、そういう競馬なら◎ノボリディアーナと同居する可能性が高いでしょう。
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