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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

10月5日 京都11R デイリー杯2歳S(G2)

netkeibaデスクの見解

 2歳戦で最初のG2戦。過去10年で、このレースの勝ち馬からのちのG1馬が3頭出ています。夏のローカルの2歳G3とは、格の高さで一線を画します。早熟さよりも将来性、そしてマイル適性が求められるレースです。

 去年から施行時期が一週早められて、開幕週に繰り上がりました。前が止まりにくい馬場で行われたため、去年は先行した馬3頭での決着。しかも小倉2歳Sからの距離延長組が2・3着に入りました。ただ、勝ったのは芝1600の未勝利戦からの臨戦だったテイエムイナズマ。1200m以下しか距離経験のない馬は、なかなか勝ちきれない傾向が出ています。

 アトムは、評判馬の揃っていた秋の阪神開幕週の新馬戦を快勝。直線で前が詰まる場面がありながら鮮やかに差し切って、着差以上の強さを感じさせました。父はディープインパクト、母はアメリカでG1勝ちと、血統背景も申し分なく、今後も含めて楽しみな存在です。

 ピークトラムは新潟2歳Sで3着。ハープスターには突き放されたものの、早めに動きながら最後までしぶとく伸びました。ここまで4戦していずれも3着以内と、相手なりに走る馬で、レースぶりも器用。ここも大崩れはなさそうです。

 ホウライアキコは、新馬戦をレコード勝ちのあと小倉2歳Sを完勝。2戦2勝のスピード馬です。400mの距離延長は課題ですが、控えても競馬ができるところは前走で証明していますし、直線に坂のない京都ならば見せ場以上の期待も。

 プライマリーコードは新馬戦で牡馬の評判馬を一蹴。切れ味のあるクロフネ産駒で、上積みは充分です。ネロは馬場が堪えて小倉2歳Sは見せ場なく終わりましたが、最後は脚を使っており、むしろ距離が延びて良さが出そう。マラムデールは極悪馬場の札幌2歳Sでは切れ味を削がれましたが、良馬場ならば見直せます。ライザンは初戦でアトムの3着に敗れましたが、すぐさま未勝利戦を圧勝して、ここに進んできました。強行軍ですが参戦するようなら侮れません。

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

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