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【新境地】カレンブラックヒルは、無敗のV4でNHKマイルを奪取。初の古馬対決となったGIIの毎日王冠も、歴代3位の1分45秒0で完勝。秋の天皇賞・2000mは、さすがに1ハロンが長く、0秒2差の4着に敗れたが、マイラーとしてのポテンシャルと総合力は、例えていえばダイワメジャー級(1800mベースの息の入りにくい底力勝負でも、前後半のラップに歪みやタイムラグがない)。ベストの1600mなら、58キロでも不動の本命。当面の敵はグランプリボス。GIの安田記念を、1分31秒3のレコード決着の2着。マイルCS・クビ差2着の実績が一番手。香港帰りだけに調整に苦労したとは思うが、いつもの休み明けと比べても、覇気ある動きと時計をマーク。別定GIIの57キロなら、カレン逆転も。ダノンシャークは、京都金杯をイン一気。GI-GIIの善戦マンのイメージを払拭、ひと皮むけた観。これまでとは相手が違うが、東京新聞杯快勝のクラレントの勢い。昨年の覇者シルポートは、去年と同様けれんのない逃げに徹するのみ(ただ、今回はGI級が二頭いる)。ファイナルフォームにも、まだ伸びしろあり。エーシンメンフィスは、さすがに牡馬相手のGIIはキツい。ただ、ヴィクトリアマイルでは大きな印を用意している馬。レース内容には注目。