丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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12月14日 中京11R 愛知杯(G3)

丹下日出夫の見解

【スマートに決める】秋華賞は、まさかの出遅れ。一瞬、目を瞑ってしまったスマートレイアー。最内の1番枠とあれば、これはもう最後方に構えるしかない。コースロスのないよう、腹をくくってなるたけ内目を追走し、無駄な脚を使うのを避けたのは、さすが武豊。ただ、1000m通過は58秒9のミドルペースでなんとか流れてはくれたが、そうはいってもやっぱり内回りの京都2000m。直線入り口では大外に進路をとるほかなく、2着突入で2番人気の役目だけは果たすのが精いっぱい。

しかし、上がり34秒0はメンバー中2位。競馬にタラレバはつきものだが、メイショウマンボを差し切ったかはともかく、まともだったらもっと楽に2着は確保できていたように思う。なんて、ひも解けば、デビュー戦の1分35秒3は、同日の桜花賞と0秒3差。その一戦をもってして、武豊にGIを意識させた逸材。次走の東京戦、上がり32秒8・推定11秒0-10秒7-11秒1という仰天のラップにもポテンシャルが集約。3勝目の夕月特別も、1000m通過が58秒0-マイル通過・1分32秒6という、澱みのない平均ラップの上に立っての1分44秒8。重賞の中でもGIに近い、記録面での根拠も十分整っている。

軽い捻挫でエリザベス女王杯は自重したが、秋華賞の出遅れは、使い込んだためのテンションの高さも一因。いい意味でリフレッシュできたのではないか。6ハロンのコース追いを交え、二週にわたって坂路でビシビシ。55キロは、調教師のコメントにもあるように、確かに見込まれすぎだが、前回55キロで連対を果たしている。エリザベス女王杯3着馬アロマティコとの追い比べが本線。平坦の新潟とはいえ、佐渡Sでは、持ったままで上がり33秒4を計時。牝馬限定のGIIIなら、普通に勝ち負け圏内に来ている。ただ、坂のあるコースに勝ち鞍がないのはネック。

間隙を突いて、ゴールデンナンバーがゴール前台頭。府中牝馬S7着のアロマティコが、エリザベスで3着なら、32秒0の最速の上がりをマークした同馬にも、一角崩しの権利あり。

格なら、中山牝馬S・府中牝馬S2勝のマイネイザベルだろうが、57キロでは追い比べに不安。逆に秋華賞3着のリラコサージュは、52キロと恵まれた。コスモネモシンは、府中牝馬Sで見せ場。

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