複勝
1点
1
4000円
馬連
7
200円
流し
4通り
3
6
14
15
各1200円
3連複
軸1頭流し
10通り
各100円
購入:10000円(16通り)
払戻:0円 収支:-10000円
毎週月曜日に更新される、No.1予想の「今週の見どころ」でも綴りましたが、1番人気のオルフェーヴルも2番人気のゴールドシップにもイエロー信号が灯ります。まず、オルフェーヴルは世界最高峰、凱旋門賞を大目標にした後の一戦であること。これまで前走の凱旋門賞で連対した馬が何十頭もジャパンCに出走しましたが、未だに勝利したことがありません。 昨年のオルフェーヴルも凱旋門賞2着後のジャパンCでは2着でした。そのとき池添騎手がジェンティルドンナを内に閉じ込める策に出たあたりからも、何かしらの不安があったことが窺い知れます。また、今年オルフェーヴルとともに凱旋門賞を目指したキズナが疲れが出て有馬記念を回避したことからも、世界最高峰を戦い抜くことの厳しさが窺い知れます。 また、オルフェーヴルは宝塚記念を圧勝した昨年よりも着実に基礎能力が低下しています。今年の大阪杯では昨年の宝塚記念で3馬身以上引き離した相手ショウナンマイティに半馬身差まで詰め寄られてます。これはショウナンマイティが強くなったというよりはオルフェーヴルの不発によるもの。 確かに今年の凱旋門賞を勝ったトレヴは強い馬。オルフェーヴルが昨年の能力で走ったとしてもかなわなかった可能性が高いのですが、あそこまで木っ端微塵にやっつけられることもなかったはず。今年の有馬記念はトウケイヘイローやエピファネイアなどの強豪が回避し、かなり相手に恵まれましたが、それでも絶対の本命は危険でしょう。 オルフェーヴルは凱旋門賞2着後、ジャパンCを使わずに有馬記念まで出走を待ったということは、疲れが抜けやすいという点では、昨年のジャパンCよりも好ましいのですが、基礎能力面でどうかです。前走で善戦した名馬の引退レースはほとんど悲しい結果。テイエムオペラーもタイキシャトルも、一昨年のブエナビスタの引退有馬記念も不発しました。私は、それが名馬の定義とさえ感じていて、オルフェーヴルも名馬であるからこそ本命にはしません。最後の敗戦が、勝ち続けることの厳しさを伝え、全盛期をより輝かせるのです。 さて、ライバルのゴールドシップはというと、こちらは近走が不振。前々走の京都大賞典は出遅れから先団に追いつくのに脚を使い、超スローペースを我慢できずに仕掛けたニューダイナスティの動きに合わせて3コーナーの下り坂から仕掛けての5着と、世間で言われているほど悪い内容ではありませんでした。しかし、後方からの競馬で直線でも全く伸びなかったジャパンCが、「高速馬場だから」という敗因ひとつで片づけられないほど見どころがないものでした。 確かにゴールドシップは昨年の有馬記念を勝利しているように、レース序盤のスピード不足が道中のペースが緩んだところで補える(=まくりが通用する)、中山芝2500mは絶好の舞台でしょう。中山は前開催から一転して例年以上に時計が掛かっているので、適性という観点からはイチオシです。 ジャパンCでゴールドシップと同じような負け方をしたオグリキャップは、ゴールドシップ同様に「馬が大人しくなってしまった」と言われ、有馬記念では人気ガタ落ちでした。しかし、有馬記念ではまんまと巻き返しV。しかし、オグリキャップの復活有馬記念は滅多にないから伝説になったのであって、大半は決定的な負け方をすると次走で巻き返すのは厳しいものです。 よって、◎は時計の掛かる今の中山と似た馬場コンディションの宝塚記念で2着のダノンバラードを推します。今年の宝塚記念は良馬場ながら当日の午前中まで降っていた雨の影響で馬場が悪く、その状態で逃げ馬のシルポートがオーバーペースで飛ばしたために、逃げ、先行馬にとっては厳しい、タフなスタミナ比べとなりました。その厳しい流れを、2番手追走から2着に粘ったダノンバラードは着順以上に強い内容と言えます。 前走の天皇賞(秋)では16着と大敗しましたが、今年の天皇賞(秋)は先行馬が総崩れとなった一戦。実際に先行策から15着大敗だったダイワファルコンは次走の福島記念であっさり巻き返して勝利しています。また、ダノンバラードは天皇賞(秋)で不利な16番枠でした。外枠からオーバーペースで無理な先行策では、息切れで大敗も仕方ありません。 天皇賞(秋)大外枠大敗から有馬記念で巻き返したと言えばマツリダゴッホがいますが、マツリダゴッホはAJC杯やオールカマー勝ちと中山コースに抜群の適性を示していた馬でした。ダノンバラードも今年のAJC杯の勝ち馬です。時計の掛かる馬場コンディションの中山芝コースは大得意なのでしょう。 ただ、現在の中山芝コースは基本的に差し、追い込み馬が有利な馬場状態であることは確かです。しかし、ジョッキーたちがそのことを過剰に意識してくれれば、前残りで大波乱のストーリーもあって良いでしょう。後方勢がけっして良い状態とは言えないはずのオルフェーヴルをマークすれば、かつてトウカイテイオーにマークが集まって不発し、メジロパーマーがまんまと逃げ切った有馬記念のときのような展開になるかもしれません。 ○は昨年のオールカマーを勝利し、今年の中山記念を勝利しているように中山芝コースに抜群の適性を持っているナカヤマナイト。また、不良馬場だったAJC杯で2着、3歳時にも不良馬場だったダービーで4着と健闘しているように、時計の掛かる馬場が大得意の馬です。 今期は天皇賞(秋)では6着、ジャパンCでは9着と微妙な着順に終わっていますが、秋3戦目でデキは上昇。そこで今回は大得意な中山コースとなれば、近走の不振から一気に巻き返してくる可能性は十分秘めています。 ▲は今年6月の垂水Sをレコードタイムで勝ち、そのときのPP指数は同月に行われた宝塚記念ならば2着に相当するほど優秀なものだったカレンミロティック。次走の札幌日経オープンではさすがに垂水Sでの大激走の疲れが残っていたために大敗を喫してしまいました。しかし、立て直された前走の金鯱賞ではあっさり巻き返して快勝。垂水Sの走りが本物であることを証明してくれました。 それにしても前走の金鯱賞の内容は驚きでした。逃げた1番人気のメイショウナルトがシンガリ負けしてしまう流れを、2番手追走からあっさり押し切ってしまったのです。この馬は前走金鯱賞から反動が出れば大敗、更に上積みを見せれば圧勝まである存在です。 かつてのネーハイシーザーは毎日王冠レコードタイム勝ちから天皇賞(秋)では更に上積みを見せて勝利しました。カレンミロティックには同じような上昇をする可能性、感触があるのです。
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