問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【9月の濡れた毛色】未勝利を勝ち上がるのに若干時間は要したリボントリコロールだが、福島の2000m戦を、従来の直線一気から一転。動かしどころを確かめながら、漸進策で快勝。続く出雲崎特別は、折り合い確かに中団の内々で脚をため、狭いインを鋭く強襲。横山典騎手が「我慢」と脚の使いどころを丁寧に教え込み、紫苑Sへと名乗り。母は6勝、祖母はスカーレットリボン。血統の系譜も一本筋が通っているが、一週前追い切りでは南Wコースでハードな6F追いを敢行。直前のPコースの切れも抜群。黒味がかった芦毛の馬体が、濡れたような光沢を帯び、馬体の充実振りもひときわ目を引く。トーセンアルニカも目下2連勝。前走は好発を決め、11秒4-11秒0-11秒2という精密な上がりラップで余力をもって後続を完封。出遅れの懸念が若干残ってはいるものの、小回り中山2000m仕様の戦法も手の内に入れた。実績ならクラウンロゼ。桜花賞・オークスは二けた着順に終わったが、GIIIのフェアリーS・アネモネS快勝の地力とセンスは、このメンバーに入れば最上位。中山マイルをこなせたのなら、2000mも守備範囲だろう。マコトブリジャールも好調。平坦の小倉とはいえ、西武スポニチ賞を11秒0-11秒1-11秒6で、二番手追走から抜け出す味な競馬。ややローテーションはタイト、410キロ前後の軽量馬だが、DPコースでいっぱい追いができている。走破タイムにまだ確たる手応えはないが、アドマイヤイチバンは、新潟戦を二度連続して33秒台をマーク。ミモザ賞勝ちのセキショウも、良馬場なら巻き返し十分。
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