複勝
1点
7
5000円
馬連
流し
2通り
5
16
各1500円
4通り
2
6
10
13
各500円
購入:10000円(7通り)
払戻:0円 収支:-10000円
今年の3歳クラシック路線の重賞は下克上の連続でした。シンザン記念で2着のへミングウェイ、京成杯勝ちのフェイゲーム、きさらぎ賞2着のマズルファイヤーはともに前走で未勝利戦を勝ったばかりの馬。共同通信杯の勝ち馬メイケイペガスターも、弥生賞の勝ち馬カミノタサハラも、2着馬ミヤジタイガもこれまで重賞で連対実績のない馬でした。そしてそのメイケイペガスター土曜日の若葉Sでも捲くり不発の8着に沈み、若葉Sもレッドルーラーの下克上でした。 近年、特にクラシックのトライアルでは、「あくまで試走」という欧州的な考え方が強まり、実績のある馬ほど仕上げないで走られない傾向にありますが、試走でも勝ってしまう馬がいるからこそ二冠馬や三冠馬が誕生するのです。 今回は朝日杯フューチュリティSの勝ち馬ロゴタイプが勝てば順当ということになりますが、パワーポイント指数では一応の能力値1位であるものの、けっして抜けた存在ではありません。今年の傾向を踏襲するならば、ここも下克上が起こり、重賞で連対実績のない馬が浮上する可能性も十分あります。 その筆頭候補は新馬戦を逃げ切った直後のキャリア2戦目で京都2歳Sに挑戦しエピファネイアの3着に入線した◎(7)テイエムダイパワーです。同馬は続く前走の福寿草特別も逃げ切り勝ちを決めました。福寿草特別の2着馬は後のきさらぎ賞3着馬アドマイヤドバイ、福寿草特別4着馬レッドルーラーは土曜日の若葉Sを勝利し皐月賞に大きく前進したように、今年の福寿草特別はなかなか出走メンバーの質が高い一戦でした。 スプリングSが行われる中山芝1800mはスタートしてすぐ急坂があり、1コーナーまでの距離も短いために、前半のペースが上がりにくいコースです。テイエムダイパワーの自ら動けるレースぶりはいかにも中山芝1800m向き。若葉Sではなく、わざわざここへ出走するのは適性を見越してのことではないでしょうか。他の有力馬に破綻が起きればスイスイと逃げ切り勝ちというシーンも十分です。 〇は昨年の9月中山新馬戦をセンス十分なレースぶりで勝利したマンボネフュー。11月東京のベゴニア賞では後の朝日杯フューチュリティSの勝ち馬ロゴタイプの2着に入線しました。このときのベゴニア賞は3着以下の馬が上位2頭から4馬身以上も離されてしまう結果になりました。スローペースの流れで直線だけで3着以下の馬をあれだけ大きく離してしまった上位2頭のロゴタイプとマンボネフューには指数以上の強さを感じました。マンボネフューの前走、共同通信杯は直線で前が壁になり外に出すロスが致命傷、実力負けではありません。当初この馬を本命にしようと考えていたのですが中山芝1800の大外枠、もしスローペースになったらそれだけでお終いになってしまう可能性もあり、評価をやや下げました。 ▲は前走朝日杯フューチュリティSは外枠からハイペース気味に先行してそのまま押し切ったロゴタイプ。人気はありませんでしたが、完全な実力の勝利でした。しかし、今回は皐月賞トライアル。賞金も十分足りているロゴタイプはここで全力投球という姿勢ではないでしょう。ただし、前走朝日杯フューチュリティSは指数以上の強さを感じさせる内容。先行脚質、内枠で自在に立ち回れる点も有利に働き、格に違いを見せつける可能性も十分ありそうです。
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