問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【筋金入り】クリスマスは、初陣の函館の芝1200mを1分9秒3のレコード勝ち。開催3週目の適度に踏みならされた馬場で、1000m通過は57秒3。そのハイラップを自身が演出し、最後の2Fも11秒2-11秒9と緩みなし。後続に7馬身差圧勝とくればスピードの絶対値が違う。次走の函館2歳Sはプラス8キロと馬体を増やし、内の出方を見ながら二番手で折り合い、直線入り口では後続の脚色をチラ見しながら最後は流す余裕。2歳早期の短距離デビュー馬は、「早い」もしくは「速い」だけの早熟というイメージが強いけれど、ナリは小さくとも血統は筋金入り。父バゴはビッグウィークを、母の父ステイゴールドはオルフェーヴルという菊花賞馬を世に送り出している。スピード色は確かに濃いが、1600mまでは守備範囲とみた。対抗はマーブルカテドラル。新潟2歳Sは、勝ち馬は別格として、2着とはハナ・クビ・ハナ差の5着。「道中ハミを噛んでしまい、ステッキにも驚いていた」と、鞍上の田辺Jが幼さも指摘していたが、芙蓉Sは坂下から一気の快勝。ちなみに芙蓉の上がりのレースラップは、11秒7-11秒6-11秒9(3Fは35秒2)。対する自身のソレは34秒8。中山の急坂を加速ラップ気味に登板。記録面においても、重賞レベルに競馬が習熟している。本質的には中距離馬のように思うが、割って入ればマイネグレヴィルのパワー。牡馬混合のコスモス賞を僅差の3着、不良馬場の札幌2歳Sをクビ差2着に奮闘した地力とキャリアが一角崩し。パシフィックギャルも、マイルの速い流れに乗り切れるかどうかがカギになるが、ただメンディザバルの追い出しは隙がない。ダリア賞2着馬マイネルグラティアは、出発点は東京マイルの上がり33秒9にある。サフラン賞2着のニシノミチシルベも、東京マイルにまだ新味。連穴は、新潟マイルの初陣を、1分35秒8・上がり33秒8で2着のツクバアスナロ。
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