最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
秋の天皇賞は2000m。ジャパンカップから有馬記念に向けて、古馬のトップクラスが鎬を削る3連戦の開幕戦です。 今年の場合、春の宝塚記念で「3強」を形成した3頭のうち、ゴールドシップは京都大賞典からジャパンカップに向かい、フェノーメノは故障でリタイア。また、凱旋門賞で2着したオルフェーヴルも有馬記念を目標にするためここはスキップと、いささか寂しいメンバー構成になりました。 となると、唯一無事に駒を進めてきたジェンティルドンナの存在感が高まります。今年に入って2戦未勝利ですが、ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念3着ですから、質の高いパフォーマンスを見せています。もともと、東京コースでは無類の強さを見せる馬ですし、距離も長すぎない2000mがぴったり。久々でもこの条件ならこの馬の中心は揺るぎません。 ジャスタウェイは重賞で3連続2着と、しばらく勝ち星から遠ざかっていますが、古馬を迎えて着実に力をつけています。どんな相手でも確実に脚を使える堅実さが持ち味で、G1にしてはやや低調なこのメンバーならばチャンスは充分と見ます。昨年のこのレースでは0.5秒差の6着でしたが、充実の4歳秋を迎えて、今年はもっときわどい競馬になるでしょう。 エイシンフラッシュは昨秋の天皇賞馬。秋初戦の毎日王冠も快勝して、6歳になりますが能力に陰りは見られません。ダービー馬でもあることからわかるように、切れ味が必要とされる東京コースは得意としていますし、58キロを背負い慣れているのも他馬に比べて有利な材料です。秋の天皇賞には3年連続出走になりますが、相手関係的には今年が一番恵まれたような印象があります。 コディーノは古馬初対決になった毎日王冠では7着ながら最速上がりをマークして、着実に成長しているところを見せてくれました。折り合い面にも進境が見られましたし、リスポリ騎手を鞍上に迎えて巻き返しが期待されます。アンコイルドは北海道シリーズから力をつけて、重賞を3連続2着。吉田隼人騎手との相性はぴったりで、東京コースも得意にしています。ダノンバラードは宝塚記念2着が示すとおり、G1でも勝ち負けになる能力は持っていますが、左回りコースは苦手にしているので、今回は割引が必要です。トウケイヘイローは芝2000mの重賞を3連勝して、その3つめがG2の札幌記念ですから、強豪が少ない今年のメンバーでは格でも見劣らない存在と言えます。ただ、東京芝2000mのG1を逃げ切るのは至難のこと。脚質的な部分で狙いを下げて、☆までの評価にします。 ※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。
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