問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【二冠を奪いに行く】桜花賞制覇の先には、常にオークスあり。ハイペースの桜を正攻法の競馬で凌ぎ切ったアユサンに二冠達成の目。本年の桜は、スタート後の入りは12秒4-11秒0。出だしこそスローで展開したが、1000m通過タイムは58秒9。前夜の雨の名残りを残す湿り気を帯びた芝で、このペースは速い。見ればアユサン。出たなりのポジションから、ゆっくりと馬込みへ。前後左右と馬がひしめき、ほんのわずかの接触で、パニック状態にもなる危うい位置取りながらもC・デムーロの手綱は動かず。直線を向きひと呼吸息を入れ、進路を探しラスト1F過ぎからはレッドオーヴァルの二頭が後続を引き離しての叩き合い。一旦交わされたかに見えたが、ゴール前はもうひと伸び。教科書通りの競馬が一番の正解、実は一番強い。桜花賞コースの阪神マイルは2007年から現在のコースへとリニューアルなったが、過去5年の勝ち馬はオークスで3勝をマーク。樫の戴冠は常に桜がベースにある。なんて、桜花賞の記録は平凡云々を言う人もいるけれど、能力の大本は、レコード決着となったアルテミスSの1分33秒9、メンバー中最速の上がり33秒5。力勝負の東京マイルの、この時計を加味すれば、2400mにもおのずと道は開ける。腰がパンとした今なら発馬のミスも減少し、ある程度緩い馬場にも踏ん張りが利くだろう。コースロスの少ない4番枠を追い風に、あとは丸山の度胸しだい。逆転があれば別路線組フローラSの勝者デニムアンドルビー。本年のフローラは、前半1000m・1分3秒1のスローもあって決着タイムは2分3秒9。過去10年でもっとも遅い記録だったが、レースの上がりは11秒9-11秒2-11秒4(3Fは34秒2)。対するデニムのソレは33秒8。内田のアクションに応え、破壊力満点に繰り出した豪脚にオークス奪取を思い描けた。2着に競り負けはしたが、エバーブロッサムの上がりは33秒9。ゴール前もう一度食い下がった脚をみると、当然戸崎なら、立ち回りや動かしどころを工夫してくるハズだ。桜花賞の止まり方や体型を見るとレッドオーヴァルはマイラーに思える。ただ、前走より確実に体調はいい。桜はHペースに散ったクロフネサプライズも、二走前のチューリップ賞は2400mにも対応可能な力強いラップだった。トーセンソレイユの血統力を連下に再考。大穴は馬場悪化のパワー勝負で、セレブリティモデル。
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