問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【クラシックの音色】ニューダイナスティが軌道に乗ってきた。昨年夏の新潟2200mの佐渡特別を2分11秒0のレコードで制し、セントライト記念で2番人気に支持された好素材。むろん、新潟は平坦。2200mは、高額条件のサンプル数そのものが少ないけれど、内回りゆえ逆に精密なラップを要求されるし、1000m通過が1分0秒8-2000m通過・1分59秒6という平均ラップの上にたってのレコードは能力の証。なんて、体質・精神面の脆さを抱え、一進一退が続いたが、前回の関ヶ原Sは従来の単調な先行策とは一変。中団からパワフルな脚を繰り出し、後の小倉記念の勝者を一蹴。直前の併せ馬では僚友エクスペディション(印は△の3)に楽々と先着を果たした調教にも、目下の心身の充実振りが見て取れる。土日にかけ、雨の影響も受けそうだが、新潟なら函館のような極端な馬場にはならない。当面の敵は、GIIの京都記念・アルゼンチン共和国杯優勝馬トレイルブレイザーの地力。七夕賞2着で58キロにメドはたった。海外遠征明けで見切り発車だった前回は、負荷の軽いDP調教だったが(DPならOP馬なら時計の数字は出る)、この中間は坂路へ。腰がしっかりしてきたからこそ、坂路へ入ったともとれるし、体調は明らかに上向いている。ダコールは新潟大賞典-七夕賞-小倉記念と僅差の内容。馬場や展開等、常に何かの不利を受けやすい脚質ではあるが、鞍上は内田博。長く脚を使える馬を、強引にでも走らす技術をもっている。ファタモルガーナも、七夕賞で最速の上がりを計時。新潟リーディングの首位を走る、抜け目なく追う田辺にスイッチ。仕掛けどころも川島とは違う?ブリッジクライムは三面川特別を1分44秒9というHレベルで突破。気がよすぎるというか。フワフワとした面が残るだけに、ミドルラップ以上の流れが望ましいが、横山典も「我慢」の文字は頭に入っている。51キロなら、一発の予感。エクスペディションは、新味を出すべく、今回は舌をくくってきた。
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