問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【クラシックの音色】ハープスターは、来年の牝馬クラシックを意識できる血統馬。祖母は桜花賞・オークスの二冠を制したベガ。なるほどその血統通り、深く厚い胸前、丸々とした臀部。深いトモの送りと、馬体の造りは、牡馬と混じっても一際目を引く。しかも気性はすこぶる健やか。デビュー前そして今回と、古馬OP並みの調教にもポテンシャルの高さがうかがい知れる。新馬戦の走破タイムは1分24秒5と、平凡の域を出ないが、11秒5―11秒9―12秒0というレースラップに対し(3Fは35秒4)、自身の上がりは34秒5。ライバル牡馬にインに押し込められる苦しいマークに合いながらも、残り1Fで急加速。荒れ気味の3週目の外有利の馬場で、推定11秒ソコソコのラップで二段加速。距離延長、広々とした新潟マイルで、さらなる確変を想像させる末脚を見せつけた。ただ、どこか回りを見渡しながらの、茫洋とした気性ゆえ、動かしどころ、瞬発力勝負に出遅れの懸念も頭に入れておきたい。逆転があればイスラボニータ。いかにもフジキセキ産駒らしい、目の尖った三白眼の切れ者らしく、初陣の東京マイルの上がりラップは、11秒8―11秒3―11秒5(34秒6)に対し、自身のソレは34秒2。ゴール前1Fを、推定11秒1ー11秒2の加速ラップでグイとひと伸び。上がり11秒台連発の坂路調教にも、良質マイラーの切れ味を随所に感じ取ることができる。単穴はコース経験のあるダウトレス。二戦目の時計とはいえ、1分34秒6は、同日の3歳未勝利より1秒も速く、翌日の古馬500万と0秒3差。ちなみに昨年の新潟2歳Sの覇者ザラストロは、新潟マイルの未勝利勝ちは1分35秒8。そこから一気に2秒3時計を短縮している。コース経験は、何よりも替えがたいのだ。マイネグラティアのデビュー戦・東京マイルの上がり33秒9は、ラップ形態は少し異なるものの、イスラボニータとほぼ同等。ダリア賞は内回りの1400m。外回りのマイルに替われば、少なくとも距離延長?の多いダリア賞組には遅れはとらない。マーブルカテドラルの新馬戦・1分23秒8も(やや重)、ダリア賞馬マキャヴィティの東京戦のタイムと照らしわせれば、意外に良質。
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