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8月11日 新潟11R 関屋記念(G3)

netkeibaデスクの見解

 サマーマイルシリーズの第2戦。左回りで直線が長いコースということでは、第1戦の中京記念が行われた中京競馬場と共通しています。

 ただし、中京記念は梅雨時の開催の最終週で、今年は1分33秒台の決着になったのに対し、真夏の新潟は日本一の高速馬場ですから、関屋記念はスローに流れたとしても、1分32秒台の決着が予想されます。中京記念組は、高速決着への対応能力が取捨のポイントになります。

 また、サマーマイルシリーズで唯一関屋記念だけは別定重賞で行われます。実績馬に有利な別定条件になっており、過去の勝ち馬を見ても、カンパニー、マルカシェンク、スマイルジャック、レインボーペガサス、ドナウブルーと、すでに重賞勝ちの実績があった馬の名前が並んでいます。夏のローカルは格より勢いが鉄則ですが、このレースに関しては勢いより格を重視すべきでしょう。

 ジャスタウェイはアーリントンC勝ちにくわえ、毎日王冠など重賞で2着が3回。このレベルの実績馬が56キロで出走できるなんて、他のローカルG3では考えられません。前走のエプソムCはゲートのタイミングが合わず2着に敗れましたが、一時のスランプから立ち直った姿を見せました。秋のG1戦線に向かうために、ここは落とせない一戦です。

 レッドスパーダは脚元に不安を抱えていてなかなか順調に使えませんが、NHKマイルCで2着があるように、G1でも通用するだけの素質を持っています。2010年の東京新聞杯を1:32.1という好時計で快勝しているように、時計勝負は望むところ。

 ドナウブルーは去年のこのレースの勝ち馬。前走の中京記念は、実質トップハンデになる56キロを背負っていたぶんもあってゴール前で甘くなりましたが、ここは去年と同じ54キロで出走できるのは有利です。

 レオアクティブは重賞2勝の実績馬で、昨秋の京成杯オータムハンデでは1:30.7の日本レコードで快勝しています。追い込み一手で信頼性に欠けますが、切れ味勝負なら引けをとりません。フラガラッハは高速馬場への対応が鍵になります。6歳で自己ベストを更新できるかどうか。ランリョウオーは重賞初挑戦の前走は1番人気を裏切りましたが、内枠でスムーズさを欠いたもので、前走だけで見限れません。

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