netkeiba

　2007年以降の関屋記念で最多勝となる調教タイプが標準坂路。

2007年　カンパニー/1番人気
2010年　レッツゴーキリシマ/6番人気
2011年　レインボーペガサス/4番人気
2012年　ドナウブルー/1番人気

　新潟芝外回りは比較的、坂路で調教本数の多いタイプ、標準多め坂路や乗込坂路が好走するレースが多いのですが、関屋記念は調教本数は標準、むしろ少なくても好走できるレース。その理由は昨年の勝ち時計のように、マイルで1分31秒という極端なスピード決着になること。普段の調教から本数の少ない(調教する必要がない)スピードタイプに適しているレースです。

　◎ジャスタウェイは過去に標準多め坂路で好走歴の多い馬ですが、今回はレース間隔が空いているということもあり、標準坂路。過去に、カレンブラックヒルにクビ差迫った毎日王冠は中18週で標準坂路。もともと、休養明けでも標準の調教本数があれば、好走できる、そんなスピードタイプなのでしょう。

　それを示すのが、最終追い切り。併せたシャドウバンガードが怯むくらいの勢いで隣りを通り抜け、馬なりで先着。これは須貝尚介厩舎の勝負調教に該当します。また、夏開催の新潟芝1600mは須貝尚介厩舎の鉄板スポット。さらに、1週前追い切りは併せ先着、最終追い切りはラスト1F12.2秒と、6月に発売した単行本に掲載した「重賞での好走調教」はすべて満たしています。

　○レオアクティブは馬ナリ平均トラック。決して適性の高い調教タイプではありませんが、最終追い切り場所の南Pが適性高。過去に1着馬はいませんが、2着3着が多く、複勝回収率は200%を超えます。最強の2着3着候補はこの馬。

　△ドナウブルーは昨年と同じ標準坂路。そして、最終追い切りは石坂正厩舎の勝負調教に該当しており、十分連覇の可能性がある仕上がり。もし凡走するとすれば、これまで2戦2敗の中2週というローテーションでしょう。

　△レッドスパーダは前走1着を含めた、過去の好走時と今回の調教内容は酷似。△ナンシーシャイン、△ザラストロは二桁人気で3着に入る併用調教。△ランリョウオーは動きが悪くないので、3着候補として。

　本命にも考えたのが、☆ラインブラッド。前走から状態は上向いていると思っていましたが、着順自体はさほど良化してきません。ただ、ラスト1F11.8秒は特筆の伸び。スムーズな競馬さえできれば、上位争いできる状態にあります。

1.レッドスパーダ
今回：乗込坂路
前回：標準多め坂路

2.ザラストロ
今回：乗込併用
前回：標準併用

3.レオアクティブ
今回：馬ナリ平均トラック
前回：馬ナリ平均トラック

4.シルクアーネスト
今回：標準トラック
前回：標準多めトラック主体

5.フラガラッハ
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

6.ラインブラッド
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

7.ランリョウオー
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

8.ワイズリー
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路

9.ニシノメイゲツ
今回：軽目トラック
前回：標準少めトラック

10.ムクドク
今回：軽目トラック
前回：標準トラック

11.シャイニーホーク
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準坂路

12.ドナウブルー
今回：標準坂路
前回：標準少め坂路

13.ミッキードリーム
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

14.ヤマカツハクリュウ
今回：標準トラック
前回：標準多め併用

15.ナンシーシャイン
今回：標準併用
前回：標準併用

16.ジャスタウェイ
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

17.ウインドジャズ
今回：乗込坂路
前回：乗込坂路

18.カリバーン
今回：軽目トラック
前回：馬ナリ平均併用