丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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7月28日 新潟11R アイビスSD(G3)

丹下日出夫の見解

【捲土重来】新潟1000直、アイビスSDの攻略ポイントは、大まかにいって4つ。

1.1000-1200m実績 
2.前半か後半の3Fに傑出した数値 
3.インタバル調教馬(坂路調教馬) 
4.外国馬・ダート馬にもチャンス大。

実は去年、この4つのポイントを、同じアイビスSDの項で述べさせてもらったが、今年はこの中でも特に、2の項目を精査。「32秒台のラップ」に、こだわり絞り込んでみたい。なんて、アイビスSDというレースの特性と象徴は、いまもって破られない、カルストンライトオの53秒7というレコードにあるが、そのラップの内訳は、以下の通り。■12秒0-9秒8-10秒2-9秒6-12秒1(前半3F・32秒0)。スタートして2F目に、まず9秒8の高速ラップがあり、3F目で少しだけ息を入れて、4F目に再加速。その4F目のラップと息の入れ具合で、最後の1F--ゴール前の攻防が、先行押し切りか、差しかに転じる。昨年のアイビスSDのハクサンムーンのラップは、■11秒6-9秒9-10秒6-10秒2-11秒9(前半3F・32秒1)。同型のエーシンダックマンを意識したわけではないにしても、スタート後の1Fを11秒6で飛ばし、前半2F・21秒5(3Fは32秒1)。あまりにも前傾ラップのぶん、終い止まってしまったが、あの3F・32秒1は鮮烈だった。ただ、アイビスSDは、究極のスプリント勝負とはいえ、単に速さだけで雌雄を決するワケではなく、結果、老練なパドトロワ。スプリンターズS2着の実力やキャリアの前に、膝を屈する形になってしまったが、一年たって本年。GIIIの京阪杯を制し、GIの高松宮記念も3着に好走。緩急自在の逃げ馬へと熟した。捲土重来のアイビスSDだ。前年の覇者パドトロワが、まずは相手本線。函館SSを58キロを背負って完勝。6歳となってもスピードにかげりはないものの、ただし59キロは、未知の領域だけに前年ほどの信頼度となるとどうか。両者が前掛かりの先陣争いを演じるようなら、プリンセスメモリーとスギノエンデバーがゴール前浮上。新潟の直線競馬は「前後半の3Fのどちらかに32秒台のラップがあること」を冒頭に掲げたが、前者プリンセスは奥多摩Sで上がり32秒5。後者スギノは鞍馬Sで32秒7を計時。フォーエバーマークは、福島民友Cで前半3Fを32秒7。ビラゴーティアラもアクアマリンSで32秒9をマークしている。

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