丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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7月7日 福島11R 七夕賞(G3)

丹下日出夫の見解

【伏兵多し】マイネルラクリマが重賞2勝目にリーチ。七夕賞は波乱の要素の多い伝統のハンデ戦と知られているが、重賞で掲示板以上の実績が、まずはありき。いくら軽量でも、ハンデ戦は基本的に、与えられた斤量で1、2着連対記録があるかどうか。本年の七夕賞はレースの施行日を最終週から2週目へと変更。芝は傷みが少なく、パワーを要する洋芝の比率も高くなった。隊列が二度三度と変わる、荒れ馬場特有の極端なレースにもなりにくく、ある程度自分で競馬を作れる脚質が求められる。マイネルラクリマは京都金杯でGIII勝ち。新潟2歳S2着を皮切りに、ラジオNIKKEI賞2着、富士S3着。57キロを背負って都大路S2着。二走前に、不良馬場福島民報杯を楽勝。本命としての条件を、ほぼ完ぺきに満たしている。エクスペディションは昨夏の小倉記念の覇者。この季節にめっぽう強い夏馬として知られて、鳴尾記念を2着と調子もしり上がり。条件戦時代だが57キロにも勝ち鞍がある。ただ、福島は仕掛けが難しいのか。昨年8着の残像が、まだどこかに焼き付いている。むろん、休み明けだった昨年より、体調もよく仕上げにもぬかりはないが、洋芝密度の高い馬場にも若干の懸念。内田の強引さが、却ってアダになりはしないか。間隙をついて、一角崩しにダコール。前走の新潟大賞典は、直線不利がありながら3着。準OPで57.5キロも克服。重賞制覇にあと一歩だ。タムロスカイを惑星に仕込み。人気薄の激走とはいえ、メイS・1分45秒2は過去5年の最高値だった。うかうかと先手を許すと前残りの目。マックスドリームは、ハンデ戦ならではの軽量馬の追い込み馬。狙いは次走の新潟記念にあるようにも思うが、ナリタクリスタル、ファタモルガーナも連下圏内。

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