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8月18日 函館11R 札幌記念(G2)

netkeibaデスクの見解

 札幌記念の1着賞金6500万円は、G1を除いたJRAの重賞では最高額。毎年豪華メンバーが集まって、サマー2000シリーズの一戦という以上に、秋のG1を占う上でも重要な一戦になります。

 札幌競馬場の開催休止の代替で、今年は函館競馬場で行われます。洋芝という点は札幌と同じですが、より小回りな函館はかなりクセの強いコースです。連続開催9週目になる函館の芝は時計がかかるタフな状態になっていることもあり、スターホースたちの序列がここでそのまま通用するかどうかは微妙な状況。例年とは異なるアプローチが求められます。

 トウケイヘイローは4歳を迎えて本格化。今季は5戦4勝、うち重賞3勝という快進撃を見せています。賞金不足のため安田記念を断念して向かった鳴尾記念を快勝、続く函館記念も完勝して、芝2000mで新境地を開きました。過去の函館記念勝ち馬は札幌記念で苦戦する傾向がありますが、今年は同じコースで行われますし、前走がトップハンデだったので、今回斤量が減るのは好材料。また、今週からCコースに替わるのも、前に行くこの馬への追い風になるでしょう。

 ロゴタイプは今年の皐月賞馬。斤量の恩恵を得られる3歳馬の好走が目立つレースですし、この馬自身函館コースでの実績もありますから、不安材料の少ない一頭です。ここで凡走するようなら「世代のレベルが…」という話になりかねません。古馬初挑戦ではありますが、言い訳の許されない一戦になります。

 トーセンジョーダンは一昨年秋の天皇賞馬で、ジャパンカップと春の天皇賞で2着があるように、このメンバーでは実績的にずば抜けた存在です。蹄に難点を抱えていてなかなか順調に使うことができず、ここも9ヶ月ぶりのレースになります。どの程度までコンディションを整えることができるかが問題ですが、函館自体は3年前に復活のきっかけを掴んだゲンの良いコース。

 アイムユアーズはクイーンSを二年連続制覇。2歳時には函館2歳Sで2着があるように、夏の北海道シリーズを得意にしています。ここは牡馬相手で距離延長とハードルが上がりますが、持ち前の器用さと渋太さを活かせば、好勝負は可能と見ます。

 一息入っていた函館記念で3着と再浮上の兆しを見せたアスカクリチャン、今年にはいって8戦5勝、最下級条件から一気に駆け上がってきたラブイズブーシェ、使い込まれるよりも休養明けを得意とするタッチミーノットが押さえ。

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