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　◎クリスマスは「バゴ×ステイゴールド」という組み合わせ。母の父にステイゴールドを持つ配合は、軽快さに欠けるためかこれまでほとんど実績らしい実績がなかった。

　しかし、この馬の場合、母アラマサスナイパーが「ステイゴールドとデピュティミニスターのニックス」を持ち、2代母ターミナルフラワーがアメリカのスピード血統を豊富に抱え、デビュー戦(福島ダ1000m)を7馬身差で圧勝するという優秀なスピード馬だったため、そうした弱点が解消されている。

　父バゴは現役時代に凱旋門賞を勝った中長距離タイプだが、初戦のレースぶりを見ると母方の血が強く出ているようだ。重厚なスタミナ血統を抱えながらあれほどのスピードを表現したところにスケールの大きさを感じる。

　土曜メインの函館日刊スポーツ杯(準OP・芝1200m)の勝ち時計は1分08秒1。依然として速い時計が出ている馬場なので、おそらく持ち時計がモノを言う競馬になるだろう。となれば、初戦で当コースのレコードタイムを樹立したクリスマスが一歩抜けている。

　気性的に難しいところがあり、控えたり絡まれたりしたときに不安がないわけではないが、外枠を引いたのでリスクは最小限に抑えられるはず。