丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

6月24日 阪神11R 宝塚記念(G1)

丹下日出夫の見解

【ルーラー君臨】ルーラーシップは、そのキャリアにおいて、3歳春のプリンシパルSを起点に、古馬初対決となった秋の鳴尾記念を1分44秒9のレースレコードで快勝。アブミの外れる大出遅れを挽回し、外一気を決めた4歳春の金鯱賞。近直のAJCC圧勝に、前走のクイーンエリザベスII世Cの楽勝と、起点ゝにおいて、幾たびか能力の在り処を示してきた。母エアグルーヴは、天皇賞(秋)を制した名牝。妹のグルヴェイグの先週の活躍もそうだが、成長力で知られる一族。同馬も、その例にもれず。AJCCを境に、馬体に実が入り、立ち居振る舞いも古馬然とした貫禄が前面に出てきた。前回の香港クイーンエリザベスII世Cは、ひと跳び8メートル以上といわれる、豪快かつ重厚なフットワークを武器に、後続を0秒6差に突き放す圧勝。出たなりでポジションを定め、腰を入れて追う、外国人騎手のウィリアムズとなら、リスポリ同様、ピタリと鞍がハマる。昨年のドバイ明け、2か月後の金鯱賞を快勝。木曜日発表の体重は514キロと、海外遠征明けの馬体造りのノウハウは、自身の経歴も含め手の内に入っている。グランプリ制覇で、名実ともに、いざ古馬GIの頂点へ。対抗はエイシンフラッシュ。ダービー以降、勝ち星こそないが、昨年の天皇賞(春)・有馬記念をあわやの2着。宝塚記念3着と、数々の主要GIで実績を残してきた。ドバイ遠征明けとなるが木曜計測は496キロ。こちらも態勢はほぼ万全。鞍上の内田は、審議騒ぎで1週間の騎乗停止。この一戦に、思うところもあるだろう。ひとつ年下のウインバリアシオンも、ダービー・菊花賞が2着。前回の天皇賞は3着。時流に乗る馬たちの後塵を拝してきたが、GIにあと一手。問題は、三冠馬オルフェーヴルの取捨。阪神大賞典の逸走後、トモ回りが薄くなりフットワークも乱れがち。セオリーにのっとれば、天皇賞を1秒8差の惨敗から、「並み」の馬なら一気の巻き返しは難しいが、異能であるがゆえの反発力も併せもつ。あの菊花賞の記録を思えば、惑星より下には落とせないか。トゥザグローリーは、GII3勝、有馬記念3着2回。苦手の暑さを克服できれば好勝負必至。ショウナンマイティは、いま馬が唸りをあげている。

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