丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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4月8日 阪神11R 桜花賞(G1)

丹下日出夫の見解

【素質が満開】偉大なる半姉のブエナビスタと比べてひと回り小ぶりだが、ジョワドヴィーヴルは、父ディープインパクト譲りの、滞空時間の長い持続力のある末脚を駆使し、阪神JFを豪快に一気差し。残り2ハロンめに計時したラップは推定10秒半ば。上がり34秒1の末脚で2歳女王の座をチカラでもぎとった。前哨戦のチュリープ賞は12月以来の実戦、ころ合いも三分咲き。追い切りの動きもフワフワとして、意識的に馬込みに入れ好位から抜け出す競馬も試したが、器用に小脚を使い一瞬の脚で勝負するタイプではない。馬群を割って内から一旦抜け出しを計ったものの、フットワークも小さく伸びもひと息。阪神JFのように、外目をゆったり走らせたほうがいいように思うが、引き当てた枠は17番。たぶん、福永クンも、直線勝負と腹を括っていたに違いない。その意識と枠順が、ピタリと合致。木曜日発表の体重は416キロだが、前走をたたいて調教内容も一変。トモ回りの筋肉も研ぎ澄まされてきた。阪神JFの34秒1の末脚を今一度。満開の桜の下、ジョワドヴィーヴルの素質開花を楽しもう。相手本線もチューリップ賞組。ジェンティルドンナは、同時期の12月の阪神マイルで、ほぼ同ラップの34秒1をマーク。牡馬混合のシンザン記念を、過去10年で2番目の1分34秒3という好タイムで制覇。ポテンシャルは五分だ。前回は熱発(風邪)明け。ライバルのジョワドを前に置き、脚色を計る感じで4着に敗れたが、ゴール前はもうひと伸び。直前の追い切りでは、坂路53秒6の一番時計をマーク。まさにピークで本番を迎えることができた。このデキなら、ジョワドと真っ向勝負のたたき合いでも十分勝ち負けになる。割って入ればエピセアローム。大外枠から先行策で手いっぱいに粘り切った、前走のチューリップ賞2着は、やっぱりなかなかの内容。脚質的にロスなく運べる2番枠、立ち回りの巧さがさらに発揮できる。パララサルーは、木曜発表の体重は438キロ。心配された馬体も、ギリギリ死守できた。3連勝は、いずれも渋馬場。時計で能力の在り処を上手く説明し切れないが、中山の急坂を11秒台の加速ラップで登板。古馬然とした末脚と、3連勝の勢いを惑星に警戒。クイーンCをパワーで制した、ヴィルシーナの先行力も、エピセあたりと同等。オークス向き云々を言われているが、桜花賞は負けてもいいなんて、たぶん誰も、これっぽっちも考えていない(笑)。アイムユアーズは、6戦すべてが3着以上と、勝負強く堅実無比。

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