丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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4月29日 京都11R 天皇賞(春)(G1)

丹下日出夫の見解

【堂々の5冠】前哨戦の阪神大賞典は、まさかの逸走、2着と敗れたオルフェーヴル。あのディープインパクトを超える可能性も秘めた、現役屈指の実力馬とて、体調やモチベーションの維持は難い。サラブレッドという繊細な動物のありかたを改めて考えさせられた一戦だったが、調教再審査を経て先週・今週と本来の坂路追いを消化できた。振り返れば、クラシック三冠。気迫と汗のほとばしる、あのダービー優勝。レコードにコンマ1秒差の楽勝を演じた菊花賞。有馬記念では、並みいる古馬を一閃。気性面はともかく、これほど能力と記録が合致する馬というのも珍しいが、ステイヤーとしての資質とタフさを、もっとも鮮明に示してくれたのは、3000mの菊花賞だったか。前半1000mの入りは、平均ペースの60秒6。続く1000-2000mも62秒1でタフに推移。2000-3000mにかけ、再び60秒2に加速。レコード0秒1と迫る3分2秒8で、後続を封印する楽勝を演じている。3200mの天皇賞は、むろん菊花賞の延長線上にあり。大外枠を引いたとあれば、黙って道中は折り合いに専念。シンガリ一気はやむなしと、池添も腹をくくって決め手勝負に打って出る。相手本線はトーセンジョーダン。大阪杯は、58キロを背負い、実力馬が小細工なしに3着逃げ残り。叩き台らしいトライアルだった。才能には才能を。能力の在り処は、昨秋の天皇賞・1分56秒1という大レコードで証明済み。東京2500mのアルゼンチン共和国杯を、2分30秒0で完勝の星もあるが、東京の2500mを2分30秒台で勝ち負けを演じた3頭のうち、アドマイヤジュピター、サンライズジェガーの2頭は、翌年春の天皇賞を1・2着している。スタミナに問題はない。一角崩しはウインバリアシオン。目指す相手は、ただ一頭オルフェーヴルのみ。よくも悪くも、レース構築がシンプルだ。ここを逆算しての馬造り。異様に馬も張っている。ギュスターヴクライも、目下絶好調。昨年の天皇賞馬ヒルノダムールは、チークピーシーズがエッセンス。3歳クラシックはダービー5着に終わったが、クレスコグランドのステイヤーとしての資質と伸びしろが連穴。

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