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　先週から開幕した中京競馬場。1回開催と違って、芝丈が短くなり、速い時計が出る馬場になったことが話題の中心になっていますが、個人的には時計の速い遅いよりも「調教適性」に変化が出るか否かという点だけが気になっていました。

　その調教適性が「最終追い切りが美浦坂路」というもの。中京競馬場のコース形状と、美浦坂路のコース形状が似ているため、そこで調教したことがレースでの適性を高めているという理論。1回中京では高松宮記念2着のサンカルロを筆頭に、レースの格を問わず、1600m以下の距離であれば、人気薄でも激走するケースが目立ちました。

　そして先週の2回中京。プロキオンSが行われるダート1400mは2レースありました。

・3歳未勝利
ミラクルミイクン/4番人気3着(複勝260円)

・3歳上500万下
シンキングマシーン/5番人気2着(複勝430円)

　どちらのレースでも最終追い切りが美浦坂路だった馬が馬券圏内に入っています。2回中京になって、ダートも時計が速い傾向がありますが、それは関係ありません。とにかく美浦坂路で最終追い切りしている馬にとっては最適な条件です。プロキオンSには該当馬が3頭いますが「ハイペースが予想される重賞」という点を考慮すれば、調教本数が多いことは大きなプラス材料となるはずです。

　標準多め坂路に仕上がった◎デュアルスウォードは最適な調教を課されています。今週の追い切りは最初の1Fが13.3秒ですが、残りの3Fはすべて12.6秒。つまり600mを継続して速い脚を使えています。4コーナーを回る手前から動き出して、長く脚を使えることが中京ダートを制する必須条件ですから、追い切りのラップからもその点に適性が高いことが分かります。

1.スーニ
今回：標準多め坂路主体
前回：地方

2.アースサウンド
今回：馬ナリ平均坂路
前回：標準少め坂路

3.テイクアベット
今回：標準多め併用
前回：標準坂路

4.タンジブルアセット
今回：標準トラック
前回：軽目トラック

5.ダノンエリモトップ
今回：標準坂路
前回：スパルタ坂路

6.トシキャンディ
今回：軽目坂路
前回：馬ナリ平均坂路

7.シルクフォーチュン
今回：一杯平均トラック
前回：地方

8.デュアルスウォード
今回：標準多め坂路
前回：馬ナリ平均坂路

9.ファリダット
今回：馬ナリ平均トラック
前回：標準少めトラック

10.セレスハント
今回：標準坂路
前回：地方

11.アドマイヤスワット
今回：標準坂路
前回：標準多め坂路

12.シャア
今回：急仕上げトラック
前回：地方

13.ワールドワイド
今回：標準坂路
前回：標準坂路

14.アドマイヤロイヤル
今回：標準坂路
前回：標準坂路

15.インオラリオ
今回：標準多め坂路
前回：標準多め坂路

16.ニシオドリーム
今回：標準多め坂路
前回：標準坂路