丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

3月4日 中山11R 弥生賞(G2)

丹下日出夫の見解

【伸びやかなディープ】アダムスピークは、朝日杯FSと並び翌年のクラシックの動向を占うと言われる、ラジオNIKKEI杯を完勝した世代のトップランナー。暮れの阪神最終週は、馬場差にして0秒5から1秒時計を要するパワー馬場ゆえ、2分2秒4という時計は、例年に比べると少し見劣るものの、後の共同通信杯馬ゴールドシップ、札幌2歳Sの覇者グランデッツァ以下を完封。スタートよし、鞍上の意のままに好位で折り合う素直さも兼備。残り1ハロン標識で抜けだす時の脚の速さはどうだ。ディープインパクト産駒にしては、背中も脚も長めで性格もおっとり。母シンハリーズは、デルマーオークス優勝(米GI)、アメリカンオークス3着馬。血統構成も、堂々クラシックの主役を張れる。鞍上の内田博も、直前の追い切りで、ポケットからスパリのイメージを掴んだか。逆転があればフェノーメノ。暮れのホープフルSは、スローの馬群の真っただ中。行き場を失い、苦し紛れにインを突き7着に敗れたものの、次走の東京2000mを2分0秒9、上がり34秒9。クラシックに臨む時計レベルを獲得。先行差しの戦法を確立した。うーん、叩き合いが見ものだ。トリップは、ラジオNIKKEI杯は、勝ちに行っての4着。本質はダート馬、距離も2000mはギリギリだろうが、少なくとも皐月賞までは、ポテンシャルだけで通用する。京成杯3着のアーデントも、硬かった背中に柔らか味が出た。エキストラエンドの小倉戦の時計は、なかなか精度が高く、脚はパワフル。兄リベルタスに比べると、勝負根性もある。10秒台の瞬発力こそないが、ジョングルールも実が入ってきた。

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