問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【赤松の意味】4コーナーを向き、直線を向いた時は持ったまま。うん、外一気でトーセンベニザクラで決まるのかと、一瞬身構えた阪神JF。しかし、意に反して残り1Fでガス欠。調教やパドックではそれなりに落ち着いている馬だが、返し馬ではファイターに豹変。関西への輸送や、キツめのローテーションの影響で、何かが燃え尽きていたのかもしれないなぁ。ただ、二走前の赤松賞は、時計に紛れの少ない、能力がダイレクトに時計やラップとなって表れる、東京1600mを1分34秒5。ラスト2F目のラップの精度こそ異なるものの(アパパネのように、正確に10秒台をマークしているわけではない)、上がり33秒2は、あのアパパネの赤松賞とほぼ互角。記録面では、このメンバーでは抜けている。美浦帰厩後は、28日に南Dで68秒3。3日に軽めを一本消化したあと、6日はWで83秒4―67秒6―39秒7―12秒5という、タフな6F追いを敢行。体調も急に復したし、稽古で手綱を握った津村も、感じるところ大。性格や人となりはよく知らんが(笑)、津村は大きい勝負に強い、大胆で追って味のある強気のジョッキーでもある。トーセン◎なら、赤松賞・ハナ差2着のパストフォリアが次位。トーセンのイン強襲にしてやられたが、前回は実質は勝っていたレースだった。母は繊細だったが、この仔は攻め馬に気を遣うことのない比較的のんき者。調整過程もピタリ。単穴はシャンボールフィズ。半姉のアプリコットフィズを超えるべく、早々に関西入りして白菊賞をステップに阪神JFへの図を描いたものの、420キロ台とやっぱり小柄。どこか調教で攻め切れず、レースもやや消極的で消化不良の4着に終わったものの、東京マイルの新馬デビュー戦の走破タイム・ラップの形態は、姉のアプリコットに酷似。鞍上には、新馬快勝のルメールを起用。時計やラップを重視したぶん、三番手評価としたが、上位二頭にとってかわるとすれば、シャンボールのポテンシャル。単勝は押さえておきたい。オメガハートランドは、平坦の新潟とはいえ、デビュー戦で10秒台のラップをマーク。二戦目のくるみ賞も、前がふさがったぶん、3着に取りこぼしたが、脚色は明らかに勝ち馬トウケイヘイロー(朝日杯FS4着)を上回っていた。阪神JF15着で、評価が急降下したが、白菊賞・1分34秒4のラシンティランテの巻き返し。ツボにハマった観はあるが、チェリーメドゥーサのひいらぎ賞・1分34秒2。ルネッタアスールの、東京マイル・1分35秒3・上がり34秒3は、前記シャンボールと同レベルだったことも付け加えておく。
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