丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!

6月3日 東京11R 安田記念(G1)

丹下日出夫の見解

【世界のグロリアス】グロリアスデイズは、世界屈指のレベルを誇る香港マイルシーンの次代を背負ってたつ逸材。自国GIは2着3回。まだ決定的な勝ち星こそないものの、前走の香港チャンピオンマイル(国際GI)では、上がり2ハロンは21秒83(1ハロン平均は10秒9)という豪脚を駆使して2着強襲。日本やドバイのGIシーンで常に好勝負を演じてきた、ラッキーナインに先着を果たし、世界の中のマイラーとしての立場を、ほぼ確立した。ジョン・サイズ調教師とホワイトJは、2008年のアルマダで安田記念2着。日本への輸送や調整は手の内に入っている。香港馬にしては、〔5300〕とキャリアが浅く、まだ馬体も華奢なのかなと思っていたが、トモの盛り上がりと、胴回りの実の入り具合はどうだ。もしかして、日本の速いマイルの流れについていけないのではという声も聞くが、そこはホワイト。例えば人気を背負うだろう、当面の敵であるサダムパテックと鞍上のウィリアムズの捌きは、世界の中でお互い見知っている。要はサダムをマークすればいいだけの話。普通にレースの流れにも乗れるとみた。安田記念を、世界進出への一里塚としたい。相手本線は、そのサダムパテック。2歳秋から休みなくクラシックを走り抜いた蓄積疲労の影響か。どこか馬体が小さくなり、毛艶や張りがひと息の状態が続いたが、東京新聞杯後にリフレッシュ休養。前走の京王杯SCは、上がり33秒1で一閃。完全復調をアピールして見せた。直接のトライアルを制した勢い、鞍上ウィリアムズのアシストも、もちろん大きい。単穴はリアルインパクト。4度の関西遠征は失敗に終わったが、関東圏に限れば馬券の対象からハズれたことがない。並みいる古馬を相手に、1分32秒0という、歴代2位の走破タイムで安田記念を制した素質を改めて問いたい。昨年2着馬ストロングリターンは、約7カ月振りの実戦を叩いて型通りに良化。併せ馬では僚友リアルインパクトに先着を果たしている(▲と☆は評価五分)。香港馬ラッキーナインは、若駒時代は素質や能力だけで1800mにも連対を果たしたが、基本的には1400mまでの馬。プレブルの豪腕、内枠を引いたとしても、連下2、3番手どまりだろう。ヴィィクトリアマイル組は、アパパネの地力と実績を買う。

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