問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【二冠を描きだす】ゴールドシップが、二冠制覇に漕ぎだす。本年の皐月は、雨上がりのやや重。内か外か。時間と気温の変化とともに、芝コンディションは微妙に変化。軽く1秒は時計を要するやや重。ゼロスとメイショウカドマツが競り合い、前半1000mは59秒1のHペースだけに、最後方に陣取るゴールドシップの位置取りは、たぶん正解。勝負どころの3-4コーナーすぎ。馬場を意識して、みんなが外を回った、残り2Fのラップは、なんと13秒6。ゴールドシップの道悪上手を知っての上で、馬場の荒れた場所と大丈夫な部分の、ギリギリの境目を選んだのだろうが、誰もが見切ったインに進路を取り、10馬身以上の、2秒近くの差を一気に挽回。直線は、もっとも伸びる馬場のど真ん中。内田博は、ゴールドシップを絵筆に、見たこともない皐月賞の風景を描いて見せた。2分1秒3という走破タイムは、馬場差を差し引きすれば、正味1分59秒台。時計レベルも相当高い。皐月賞の末脚の延長線上にダービーがあるとすれば、二冠への視界は良好。なんて、ダービーは3枠6番の好枠。皐月賞同様、もちろん直線勝負でも勝ち負けになるが、コーナー回りに気を遣う必要のない、東京コースの2400mに替われば、戦法はガラリ一変。高速の上がり決着を見越し、好位のポケットから上がり33秒3で押し切った(レースラップは10秒9―11秒0―11秒7)、二走前の共同通信杯の再現図を、内田は心の内に秘めているのではないか。その共同通信杯を境に、トモ回りに厚みを獲得。首差しから背中にかけてのラインが、ゆったりと流れ出し、ステイゴールド×メジロマックィーン配合通りのミドルディスタンス仕様の体型に変化。追ってバテず。だからこその、力勝負の先行策。距離延長、追い比べは望むところ。残り1F標識手前、他馬を引き連れ、芦毛の馬体が踊りだす。皐月賞の延長線上にダービーがあると仮定すれば、相手本線もワールドエース。前走の皐月賞は、スタートして100mで、一瞬、落馬寸前の大きな不利。馬の脚元を再確認しながら、ゴールドシップの一つ前の後方から、慎重に追い上げる作戦しかなかったか。ただ、最内に進路をとったゴールドシップの上がり34秒6に対し、大外を振りまわしたワールドエースのソレは34秒9。あの内外のコース取りの差を斟酌すれば、実質の上がりはエースのほうが上?ちなみに、三走前のきさらぎ賞は、前半1000mは1分1秒7のスロー。上がりが速いのは当然としても、ラスト4Fのレースラップは11秒6―11秒3―11秒3―11秒1。自身の上がり・33秒0と、位置取りから逆算すると、残り2F近辺の脚は推定10秒8前後。ダメを押すかのように、最後の1Fも推定10秒台をマーク。“絶対能力”の証である、10秒台の瞬発力を二度にわたって叩き出すとともに、10-11秒台のラップを4連続。このラップをもってすれば、ゴールドシップ同様、レコードに近い高速決着となっても十分渡り合える。割って入ればヒストリカル。きさらぎ賞では、ワールドエースを上回る上がり32秒8を計時。毎日杯制覇で末脚をより強固なものに確立。ダービー一本に絞ったローテ。脚をタメ、直線勝負に徹し切れる、コースロスのない1番枠。安藤勝の大一番での大胆は、やっぱり怖い。グランデッツァは、スプリングSを叩いて、馬が膨らむのではと想像していたが、いざ蓋をあけてみると、皐月はマイナス6キロ。トモの付け根の部分の筋肉がいくぶん薄く、そこだけ汗をかいていた。返し馬でも、引っかかり気味。豪腕M・デムーロをもってしても、「終始ハミを噛み、制御し切れなかった」ほどの荒馬だが、3番目に速い上がりで5着入線の地力は、決して侮ってはいけない。トーセンマレボシの京都新聞杯のレコードは、馬場の大いなるアシストを受けての2分10秒0。ただ、追い切りは、僚友エースより脚色は上。反動なくきたように見えるし、鞍上にウィリアムズとあれば連下は当然。ディープブリランテも渾身の仕上げ。心身ともに余分なものをすべて削ぎ落としてきた。なんだかんだ、皐月賞3着に粘った馬です。東京3戦3勝のフェノーメノは、青葉賞が2分24秒台の決着だったなら、記録的にも勝機を見いだせたろうが、やや重・2分1秒3の激闘の皐月賞を見せられると、何かしら底力不足の感じがして…。
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