問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【新星】アイビスSDはカルストンライトオの53秒7のレコードラップに象徴される通り、スタート後の2-4Fの実質600mを、10秒前後のラップを重ねるスプリント勝負。直線1000m競馬は開催日に必ず一鞍組まれているだけに、アイビスSDに限らず、自分なりのノウハウを構築することが大切だが、攻略ポイントは、大まかにいって4つ。1.1000-1200m実績、2.前半か後半の3ハロンに傑出した数値、3.インタバル調教馬(坂路調教馬)、4.外国馬・ダート馬にもチャンス大。この条件を満たす、スプリント界における新風がハクサンムーン。前走の出石特別は、1分7秒8というタイムも出色なら、前半3Fが34秒0に対し後半3Fはメンバー中最速の33秒8。もちろん、直線競馬とコーナーのある1200m戦では、ラップの数値が1秒以上の落差があるが、2F目から5Fにかけ10秒9-11秒0の快ラップを4連続でマーク。このラップを凝縮する形で、1000直の3Fに振り向ければ、大望成就。ちなみに、デビュー前から坂路で、古馬一線級と互角の時計を叩きだしていたし、前走を境に、毛艶と馬体の張りも激変。本来もつスプリンターの健やかさや覇気が、前面に出てきた。相手本線はビウイッチアス。バーデンバーデンCは、突然の雨で良馬場発表でも1秒近く時計のかかる馬場--その状況下で、前半3F・33秒7は速い。2歳9月のカンナ賞では、中山の急坂を上がり34秒0で登板(走破タイムは1分8秒2)。坂路も49秒台は当たり前、桁違いに動く。アイビスSDはリピーターも強い。昨年の覇者エーシンヴァーゴウを三番手に置いたが、ただ、調教もそれなりの時計を出しているとはいえ、唸るような上り調子で参戦した去年と、ローテや勢いが微妙に異なる。スプリンターズS2着馬パドトロワの実績。テンのスピードだけならエーシンダックマン。オウケンサクラのしぶとさを連下に警戒。
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