問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
【絞れば三頭】スノーフェアリーの地力か、アヴェンチュラの勢いか。週半ばまで悩んだが、最終結論はスノー。昨年のエリザベスのイン一気は、今も脳裏に鮮やかだが、単なる印象だけではなく、ラスト2Fは12秒7から11秒8へと急加速。1秒近くの一気のギアチェンジと爆発力こそが、あの4馬身差、同馬の実力。今季は勝ち星こそないものの、57?60キロの斤量を背負い、凱旋門賞3着、英チャンピオンシップを3着。戦ってきた相手も違えば、内容も濃い。木曜日計測の体重は476キロ。前日追いで、キッチリ昨年の468キロくらいに絞れるハズだ。逆転があればアヴェンチュラ。8月のクイーンSで、並みいる古馬牝馬を撃破。1分46秒6という走破タイムを軸にして、秋華賞でも本命を打ったが、そのクイーンSのラップをなぞるように、前半1000m通過・58秒3という、澱みのないミドルペースを、直線入り口で早々に先頭。あの秋華賞は、岩田の確信犯的勝利だったように思う。走破タイムは、やや重で1分58秒2。5回京都は、極端な前残りの時計の出やすい馬場だったにしろ、もし良馬場だったら、1分58秒1というレースレコードを、軽く更新していたか。京都の内回り2000mは、緩ペースかHペースか。極端に流れやすい、サンプルの少ないコースとはいえ、レースレコード・ホルダーは、秋華賞を起点に後にJC2着のファビラスラフイン(タイレコードのファインモーションはエリザベス連勝)。ブエナビスタを一蹴したレッドディザイアの時計は1分58秒2。カワカミプリンセスも1分58秒2、実は時計通りに、歴代の牝馬の序列のようなものが出来上がっているし、アヴェンチュラの位置づけも、自然に見えてくるのではないか。単穴はイタリアンレッド。小倉記念レコ勝ちを含め目下三連勝。府中牝馬は、さすがに夏枯れ?。どう立て直すかのほうに心を砕いたかもしれないが、なんと貫禄ある造りになったことか。着差はわずかだが、府中の直線を、直線入り口を過ぎてすぐのロングスパートで、他馬をネジ伏せる完勝。2着以下とは内容も違えば地力も違う。本当に強くなった。問題は、レーヴディソールとアパパネ。レーヴは、前記アヴェンチュラと同等以上を言われた大器。ただ、調教過程を見ると、例えば同じ休み明け、松田博厩舎の、天皇賞のブエナビスタよりも、若干時計の精度が落ちる(直前、目いっぱい追わなくてはいけない理由は、やっぱりある?)。ま、山積した諸々の課題を、すべてをハネのける可能性はあるものの、惑星までが妥当だろう。アパパネも、府中牝馬のレース振りが、どうも納得がいかない。むろん、無印と言い切ってはいけない馬。△には押さえておく。ダンシンレインは、脚元に熱云々はともかく、3歳時の戦績自体はスノーフェアリー以上。ただ、他馬の格好と目標となる逃げ馬。スノーフェアリーそのものが、実力を認めるがゆえに、真っ先に同馬を目掛けて仕掛ける可能性が高い。フミノイマージンは、わずかながらも上積みあり。逆にアニメイトバイオは、木曜日追い切り後の体重が467キロ。当日の気配が少し心配だ。
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