の予想

7月3日 中山11R ラジオNIKKEI賞(G3)

の見解

 今週末は中山で3歳重賞・ラジオNIKKEI賞が行われます。例年は福島開催なので舞台は違いますが、過去のラップと結果を見ておきましょう。

ラジオNIKKEI賞(GIII・福島9F)
2005年:34.5-35.7-37.0=1'47"2
1着コンラッド14-14-13-11、2着トーセンロッキー16-16-15-13、3着エイシンサリヴァン15-15-15-13

2006年:35.5-37.1-37.9=1'50"5重
1着タマモサポート6-4-4-2、2着ソングオブウインド12-12-11-9、3着ステラマドレード9-8-4-3

2007年:35.4-36.9-35.4=1'47"7
1着ロックドゥカンブ3-3-2-1、2着スクリーンヒーロー6-9-9-8、3着イクスキューズ9-10-7-4

2008年:35.1-36.5-35.2=1'46"8
1着レオマイスター9-8-4-3、2着ノットアローン2-2-1-1、3着ダイバーシティ4-4-7-6

2009年:35.7-36.3-36.3=1'48"3
1着ストロングガルーダ8-8-7-9、2着サニーサンデー4-4-4-4、3着ストロングリターン11-12-13-12

2010年:35.5-36.4-35.4=1'47"3
1着アロマカフェ8-7-6-4、2着クォークスター12-12-15-13、3着レト3-2-1-1

※「テン3F‐中盤3F-上がり3F」で表記、1?3着馬名の後はそれぞれの通過順。

 平坦小回りの福島ということで、先行有利の展開を思い描きがちですが、実際は先行・差し・追い込みが程よく拮抗した決着になっています。

 これは「ダービーが終わった後のハンデ戦で、トップホースは出ないので混戦になる」ことから、「余裕を持って秋に向かうためにも、賞金の加算を狙って勝ちに行く馬が多数いる」というレース展開を示唆しているでしょう。ローカルゆえに、「勝ちに行く」ことが早めの仕掛けを生み、テンより上がりが速くなることがほとんどない「急流」となる、ということです。

 今年は中山なので、福島ほど仕掛けが早まらないかもしれませんが、小回りで先行有利の舞台というのは変わらず、勿論「勝ちに行く」各馬の思惑も変わらないので、それなりに厳しい流れになると考えます。仮に少々緩くても、ラストの急坂があるぶん、結局先行だけでなく差し・追い込みは例年以上に届くのではないでしょうか。

 という訳で、単純に先行有利・差し有利という考え方でなく、急流での適性を精査して買うべき馬をピックアップして行きましょう。

 ポイントは、OPのプリンシパルS組・白百合S組が3頭ずつ出走と主力になっていますが、これが共に超スローで、底力の上で大きな加点ができないこと。これらの序列を絶対視せず、過去の中距離戦で丹念に底力を評価すべきです。

 勿論、ハイレベルの東京GI上位組(ダービー・NHKマイルC)は強力ですが、「底力が問われる流れ+ラスト急坂」という意味では若葉Sやはなみずき賞も見逃せません。他では、「底力が問われる、京都中距離や東京マイルでのハイペース戦」勝ち馬も含め、候補は手広く考えておきましょう。

●注目馬=ショウナンパルフェ・マイネルラクリマ(東京GIで6着)、カフナ・ヴィジャイ・フルアクセル(急坂急流中距離戦で健闘)、プランスデトワール・フレールジャック(中距離or東京マイルのハイペース戦で強い勝ち方)。

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