丹下日出夫の予想

丹下日出夫

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10月30日 東京11R 天皇賞(秋)(G1)

丹下日出夫の見解

【絶景かな】ブエナビスタの、これまでの競馬シーンにおける“絶景”は、果たしてどのレースだったか。真っ先に頭に浮かぶのは、東京2000メートルを舞台に、並みいる牡馬勢をなで切りにした昨年の天皇賞(秋)。そして2位降着にはなったが、ジャパンCではなかったか。ヴィクトリアマイルは、生涯最高・乾坤一擲のアパパネに屈し、宝塚記念もアーネストリーのレコードに遅れをとったものの、後続の差し込みを許したわけではない。二度にわたる有馬記念2着、宝塚記念2着と、牡馬相手のG?で繰り広げてきたパフォーマンスと中身の濃さは、エアグルーヴやウオッカなどの歴代牝馬とも、一つ桁が違う。国内では、〔8730〕と、競馬にも馬券にも誠実だ。海外遠征明けの春と違って、牧場・トレセン経由で仕上げも入念。木曜日発表の馬体重は476キロ、当日は470キロを切るくらいで出走できる。盾連覇で、牡牝の壁を超越した、現役屈指の最強馬としての存在感と実力を、改めて世に知らしめる天皇賞だ。相手本線はアーネストリー。前走の宝塚記念は、1000m通過が58秒7―2000m通過・1分58秒1という、タフなラップの上に立ち、しかも二番手追走から、自ら動く形で2分10秒1のレコード。ブエナ封印も納得だ。しかし、他馬の目標とされやすい上に東京2000メートルの大外枠は痛い。さすがの佐藤哲も、詰めを誤る危険性あり。直線は二転三転、ゴール前強襲はダークシャドウ。1分57秒8のレコードで決着をみた大阪杯2着を起点に、エプソムCを楽勝。毎日王冠の上がり32秒7で、G?仕様の切れも確認できた。ひ弱さを抱えた馬が、前回を叩いて、トモ回りに厚みが出たのも大きい。惑星はペルーサ。ゲートに神経をつかったこれまでとは一変。一週前には坂路で48秒をマーク。デビュー以来もっともハードに攻め、自己最高の528キロにパワーアップ(木曜日発表)。昨年や春とは馬が違う。層の厚い4歳、メンディザバルを配したローズキングダム、ルメール起用のエイシンフラッシュも、もちろん争覇圏。

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