の予想

5月22日 東京11R オークス(G1)

の見解

 いよいよ3歳牝馬の頂点を決めるオークスが行われます。人気は桜花賞1、2着のマルセリーナとホエールキャプチャが分け合い、「2強」状態になりそうです。

 しかしその桜花賞は、「スタートで出遅れ、4角で一番後ろにいた3頭」が1?3着を占めるという極端なレースでした。果たしてこれをそのまま信用していいのでしょうか。

桜花賞(阪神外8F)
2007:35.7-24.1-33.9=1分33秒7(ダイワスカーレット)
2008:34.6-23.9-35.9=1分34秒4(レジネッタ)
2009:34.9-24.2-34.9=1分34秒0(ブエナビスタ)
2010:35.6-23.3-34.4=1分33秒3(アパパネ)
2011:34.6-23.9-35.4=1分33秒9(マルセリーナ)
※「テン3F-中盤2F-上がり3F」で表記、( )内は勝ち馬

 桜花賞のラップを見てみると、今年は「テン?中盤」が極めて速いことがわかります。しかも、偶然にも2008年と「テン3F」「中盤2F」は全く同じでしたが、「上がり3F」は0.5秒速く、優秀な内容であるのは間違いないでしょう。

 また、これだけハイペースだと、スピードが問われる度合いが高まり、距離延長へ向けては不安がある場合がありますが、今年は「前半のスピードを見せなかった追い込み馬」が上位を占めたことで、その面の不安は比較的少ないと判断します。つまりレースは「前半型」でしたが、結果的に「2強」は共に「上がり3F34.3」と、むしろ「後半型」の脚の使い方をしたのが好感触、ということになります。

 こうなると、桜花賞上位「2強」のマークは外せません。後は伏兵をどこから拾うかということになります。

 桜花賞組では、「2強」以外に4、6、10、11、12着馬が出ていますが、差してキレ負けした組が差を詰めるのは難しそうです。巻き返しがあるならば「前半?中盤で中団につけて伸び悩んだ」「速い中盤で捲くって、なし崩しに脚を使った」といった組が、今回はスローで早めに抜け出すパターンでしょう。

 桜花賞がハイレベルだと別路線組は厳しくなりますが、しかし今年は、条件戦まで含めなかなか価値の高いレースもありました。

 重賞ではフラワーC、フローラSが急流だったので、これらで強い競馬をした組を中心に、別路線組もしっかりマークしておきたいところです。

●注目馬:マルセリーナ・ホエールキャプチャ(価値ある桜花賞1、2着)、ハブルバブル・スピードリッパー(桜花賞組で巻き返しがあるタイプ)、マイネイサベル(フラワーCで唯一先行して掲示板)、ピュアブリーゼ(フローラSで一番前で展開しての馬券絡み)、エリンコート(条件戦でフローラS組との比較から狙える)

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