問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
今年の桜花賞は、4F通過が46秒7-1000m通過が58秒5の平均ラップ。20数年前のような、10秒台のラップが連なり、1000m・57秒を切るような熾烈な桜は遠い昔のこととなった。 平均ラップ以下にペースが緩めば、馬群に包まれる馬も出るだろう。外枠を引いた馬は余分に脚も使わされる。 事実マルセリーナも、「道中2?3回、ミスがあった」と、安藤勝騎手がレース後のインタビューで述懐していたが、前後左右にカベができれば逆に脚をタメることにもつながる。状況を味方に、瞬発力を研磨し、そうしてマルセリーナをワンランク上の馬に導くことができた。 ま、「エルフィンの反動が意外に大きく、馬体を戻し戻しだけに、当日馬を見るまでは危ない」。なんて、下手な予想家もいたが(ワタシか)、デビュー当時のポサポサとした冬毛も抜け、肩口から胸前、そしてトモと、一戦ごとに、格段に各パーツが盛り上がっている。 ちなみに、母は欧州の中でも、ややレベルの劣るイタリア産馬だけに、底力はどうか。距離適性もイメージし辛かったが、近年のオークスは、よほどのことがない限りスローよりの上がり勝負が大勢。桜から樫への道筋は、比較的容易だ。 ブエナビスタやウオッカに比べると、確かに時計やラップの精度は落ちるものの、それでも1分33秒9は、桜の水準。2400mのオークスでも、まず大崩れはない。 当面の敵は、外枠のロスをハネ返し、ロングスパートで桜花賞2着に詰めよったホエールキャプチャ。桜の再現が濃厚だ。 前走は、平均ラップの外め16番枠。道中、動くに動けず、直線入り口では大外。人気を背負っていただけに、すぐさま追い出しに入らなければならないだろうし、一旦鼻面をマルセリーナの先へ伸ばすシーンもあったが、地力がなければ、最後はタレる。 マルセリーナよりひと足先に手綱をしごく形で、結果2着に敗れたが、1番人気らしい競馬で、長く脚を使っている。 ま、勝負事というのは、一度決した1、2着を覆すのは容易ではないが、パワー勝負の馬場(日曜は雨)と東京コース。真っ向勝負で奪い取ったクイーンCのレース運びが可能なら、池添騎手のひと工夫で逆転も十分。 桜花賞上位二頭の力が抜けている。かといって、桜の後のトライアルも、時計・内容に特筆すべき材料が見当たらない。 三番手評価のほうが、却って難解だが、一角が崩れれば、左回りのオークスに狙いを絞ったマイネイサベル。一週前にはタフな南Wで6F追いを敢行。前回とは調教過程が違う。 同馬を尺度とするなら、フローラS勝者のバウンシーチューンも、切り捨てられない。 忘れな草賞馬エリンコートは、二走前の1分47秒3で(同週のフラワーCが1分47秒0)、時計的には追いついているものの、ラップそのものにメリハリがない。 ハブルバブルも、新馬戦の勝ちっぷり、立て直してウィリアムズというプラス材料はあるが、桜花賞の0.7差は少し決定的。グルヴェイグも、掲示板はあるだろうが、本格化は秋かなぁ…。
・前走「1番人気1着馬」をのぞく、前走でG1以外に出走していた馬 ※東京過去8年[0-0-4-64] ●2010年該…
⇒続きを読む
本命はマルセリーナ。牡牝混合の重賞シンザン記念では負けてしまいましたが、エルフィンステークス、桜花賞と牝馬限定戦では…
桜花賞は阪神外マイルになってからオークスと直結するようになっただけに、この◎○の線を崩すのは、単に距離やコースが向くと…
調教Gメン研究所でも記しましたが、坂路単一調教馬にとって苦戦するのがオークス。 過去5年の勝ち馬と調教タイプを列記す…
今年のオークスは本賞金400万円の馬が5頭(トライアルで権利を掴んでいない1勝馬は2頭)出走します。これはどういうこと…
グレード制導入のS59年以降から「消える馬」・「残る馬」を検証してみよう。馬名の前の数字は出走馬番です。 1.ハ…
マルセリーナ、ホエールキャプチャの2強構図になっているが、指数的にもその2頭がやや抜けてる。2頭ともに3桁指数をマーク…
1番:捌きが若干堅い。 3番:雨降ってきたのはプラス。 7番:デキ良いし、先行すれば一発ある。 9番:万全のデキ。…
桜花賞の1、2着馬による一騎打ちのムード。上位には桜花賞馬のマルセリーナをあげた。前走は狭いところを抜群の瞬発力で抜け…
今年の桜花賞は、4F通過が46秒7-1000m通過が58秒5の平均ラップ。20数年前のような、10秒台のラップが連なり…
オークス前になると距離適性やらなんやらと悩むことになるが、いくつかしっかり持っておくべき基準があれば、そうオロオロしな…
各馬の上昇度・脚質・騎手・調教師・血統データを「先週最も儲かった」設定で解析。導き出された4頭の馬単・3連単ボックスで勝…
◎マルセリーナは「ディープインパクト×マージュ」という組み合わせ。母マルバイユはアスタルテ賞(仏G1)など3つのマイル…
オークスが行なわれる東京芝2400mの直結コースは、阪神芝1600m、京都芝1800m、阪神芝1800m、京都芝160…
いよいよ3歳牝馬の頂点を決めるオークスが行われます。人気は桜花賞1、2着のマルセリーナとホエールキャプチャが分け合い、…