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【重賞級】サンクフィーユは、遠く近く秋華賞が見える。母キャトルフィーユはクイーンS優勝。母の姉レディアルバローザは中山牝馬S2連勝、母の妹エンジェルフェイスはフラワーCの勝者という血統のバックボーンをもつ。明け3歳3月デビューとなったが、462キロという体重以上に大きく見せ、滑らかでしっとりとした質感をもつナイスバディ。若干腰回りは甘いが、1000m通過・58秒2というタフなミドルを、フォームを崩さないようジンワリと中団待機。その日の阪神は絶対的にイン有利。直線スルスルとラチ沿いに誘導、11秒5-11秒6-12秒0(3Fは35秒1)というレースラップを、自身34秒1で叩き勝った。走破時計1分33秒3は、なんと同日のチューリップ賞とコンマ1秒差。桜花賞には間に合わなかったが、直前追い切りでは10秒台を計測。夏開催で一つ二つと勝ち星を積み上げ、トライアル出走権利を確定したい。

　まともなら相手もダイシンビヨンド。前走時計・1分33秒2(後続に0秒9差)は、前日の3勝クラスより0秒3速かった。シゲルイワイザケは、ヨロヨロしながらもアルテミスSを1分34秒1で0秒1差の3着。疲れを取りフットワークを矯正してきた。平坦・現地競馬ならジャマンも粘りが増す。アメリカンスター、マンクスホップを3着に配置。