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【順風満帆】メイケイハリアーの勢いに乗る。紐解けば昨年の5月。「残念クラシック」とも称される、白百合S僅差3着の好素材(2着のモズベッロは土曜メインの日経賞に登場)。目標体重や戦法など、お試し期間も必要だったが、前走はスローの上り勝負とはいえ、3F・11秒2-11秒1-11秒6という絶妙なラップで後続を完封。二、三週前にCWで6F追いをかけ、直前坂路で瞬発力を確認した。

　強敵はカイザーミノル。春日特別は1Fが長い1800m。道中引っ張られ気味に脚を使わされ、緩い芝に苦戦もしたが、0秒1差なら内容上々。夏の小倉・青島特別快勝歴や二走前の花見小路特別2着が示す通り、マイルなら切れも違う。

　割って入ればカヌメラビーチ。兄グローリーヴェイズは香港ヴァーズ、日経新春杯勝ち。父がロードカナロアにかわり適距離はマイル近辺になったが、小倉戦のパワフルな逃げ切りを見ると、いま馬体に芯ができつつある。

　終い一手だけに全幅の信頼は置きづらいが、ハンデ戦ならキャンディストーム、セグレドスペリオルの猛追。メイショウイサナの逃げ残りにも出番あり。