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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

3月23日 中山11R 日経賞(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 阪神大賞典、大阪杯とともに、天皇賞(春)への前哨戦となる重要レース。しかしながら土曜重賞ということもあってもうひとつ地味な印象だ。マイネルキッツやフェノーメノなど、日経賞ステップで天皇賞(春)を制する例が相次いだ時期もあったが、ここ4年間は日経賞組の本番での3着以内はゼロと、重要性はまた薄れている。癖のあるコース形態が一流どころに敬遠される原因になっているのかもしれない。

1.別定GIIなのによく荒れる

 障害帰りの殿人気テンジンショウグンが勝って、馬連20万馬券という大波乱になったのはもう20年以上も前のことだが、過去10年でも馬連4000円以上の配当が6回と、「荒れる日経賞」の伝統は健在である。2018年は菊花賞馬のキセキ、2017年は有馬記念勝ち馬のゴールドアクターが1番人気で凡走、波乱の要因になった。

2.早めに動ける自在性が必要

 過去10年のうち中山競馬場で行われた9回では、4コーナーで5番手以内の馬が7勝、3番手以内だと5勝している。2017年は7番人気のミライヘノツバサが早め先頭から2着、2012年は12番人気のネコパンチが逃げ切りと、人気薄の思い切った積極策がハマりやすいレース。

3.間隔が開いていると厳しい

 前走から16週間以上間隔が開いていた馬は過去10年(阪神施行を含む)で[1-1-1-17]。3着以内した3頭の前走はジャパンカップとステイヤーズSだった。前走が前年10月以前だった馬の3着以内は皆無で、菊花賞から直行した馬は2015年のサウンズオブアースが1番人気4着、2012年のフェイトフルウォーが3番人気8着。


 ブラックバゴは差し・追い込み一手のイメージだったが、前走京都記念では向正面で早めに動いていく果敢な競馬をして、0.2秒差6着に踏みとどまった。ダンビュライトやマカヒキなどの強敵相手だけに価値がある。マクリ気味に動いてアンドロメダSを完勝したときも池添謙一騎手鞍上で、積極策に自信を深めたものと思う。京成杯2着などがある中山替わりは歓迎材料で、相手弱化になるここは前進が見込める。

 エタリオウはダービー4着、菊花賞2着。今回のメンバーでは実績上位になるが、もともと乗り難しさがある上に5か月の休み明け。全幅の信頼は置けない。メイショウテッコンは日経新春杯ではハイペースの流れをマクっていく競馬で見せ場を作った。ラジオNIKKEI賞勝ちがあるように小回りコースも悪くない。

 ルックトゥワイスは日経新春杯2着で中山芝2500mにも勝ち鞍がある。スタートが決まれば。以下、昨年2着で海外遠征帰りも仕上がり良好なチェスナットコート、昨年3着で8歳でも元気なサクラアンプルール、半年の休み明けも成長が見込めるゴーフォザサミット。

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