netkeibaデスクの予想

netkeibaデスク

お気に入り

お気に入り

登録済

最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月5日 東京11R NHKマイルC(G1)

netkeibaデスクの見解

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 日本ダービーのトライアルとして東京・芝2000mで行われていた重賞「NHK杯」が前身。クラシック参戦が当時叶わなかった外国産馬に門出を開くため、96年にGIとして新設された。過去の優勝馬には日本調教馬として初の海外GI制覇を成し遂げたシーキングザパール、国内外で華々しい戦績を残したエルコンドルパサー、ダート路線でも活躍したクロフネなどがいる。

1.前走距離に注目

 過去10年で前走「マイル以上」の距離を使われていた馬の戦績が[10-8-9-110]なのに対し、前走「マイル未満」だった馬は[0-2-1-40]。短い距離を使われてからここに臨む馬は軽視して良さそうだ。また、好走馬は桜花賞やニュージーランドT、アーリントンCなど、直線で坂がありスピード一辺倒では攻略しづらい中山・阪神コースの重賞を経てきた馬が多いのも特徴。

2.差し一辺倒では厳しい

 過去10年の出走馬で前走の4角位置が「5番手以内」だった馬の戦績は[8-6-5-54]なのに対し、「10番手以下」だった馬は[1-1-4-46]。昨年のケイアイノーテックなど追い込みがハマるシーンもあるが、この馬の前走は4角5番手。差しに回るとしても、ある程度前々で立ち回れるスピードのポテンシャルがないと通用しにくい。

3.締まったペースになりやすい

 過去10年で実に8年は前傾ラップになっている。中盤が緩まない締まったペースになりがちなのもこのレースの特徴だ。馬券になった30頭の内、過去に前傾ラップを経験していなかった馬はレコード勝ちしたダノンシャンティを含む6頭のみ。またその中の2頭、アルビアーノとミュゼスルタンは珍しくスローペースになった15年の好走馬。厳しいペースを経験してきたことはアドバンテージとなる。

 グランアレグリアは緩めのペースだった桜花賞を好時計で優勝。能力はここに入っても一枚上だろう。中緩みしなかった昨年のサウジアラビアRCで2番手追走から余裕の手応えで押し切り勝ちを収めており、締まったペースに不安はない。中3週ということで気性だけが気掛かりだが、好走を期待。

 ファンタジストは前走の皐月賞で13着と大敗したが、距離が長かった印象。過去に小倉2歳Sで前傾ラップの中前々から押し切る競馬を経験しているし、マイルに替わるのは魅力。ワイドファラオは休み明けだった前走のニュージーランドTを逃げ切りで優勝。上積みは大きいだろう。

 アドマイヤマーズは皐月賞4着。朝日杯FSの内容からして条件代わりは魅力だし厳しいペースには対応可能。以下、桜花賞では緩いペースが合っていなかったプールヴィル、アーリントンCではスムーズさを欠き脚を余したヴァルディゼール、ここでも先行力を活かせそうなイベリス。

このレースの予想一覧