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【迅速】テイエムジンソクの動きがさらに俊敏になった。昨年5月の東大路S勝ち後、夏の函館シリーズで2勝を積み上げ、みやこSで待望の重賞制覇。1番人気で挑んだGI・チャンピオンズCは、勝ち馬の強襲を許したものの、自らレースをコントロールし首差の2着。走破タイムは1分50秒1、ラスト3Fの推定ラップは12秒0-11秒8-12秒3(36秒1)。滑らかで良質なスピードを大舞台でもしっかりとマークできた。一週前に負荷の大きな調教を課し、直前は息遣いを確認、前走後のケアもほぼ万全。重量は56キロ、メンバー構成も楽になった。

　逆転があればディアデルレイ。ダートキャリアは10戦と浅く、動かしどころや使えるスピードの長さをはかってきたが、師走Sは後続を0秒7と突き放す大楽勝。本命と同様、急速に、思った以上に力をつけている。

　三番手は昨年の2着馬モルトベーネ。今季は良化がややスロー、ただチャンピオンズCは13着ながら差は0秒8差。調教の動きも上昇モードへとかわりつつある。

　もう少し重賞でモマれる必要はあるだろうが、クインズサターンは師走Sで最速の上りを計時。ドラゴンバローズは積極策で巻き返し。4歳馬ローズプリンスダムの可能性、アスカノロマンの実績も軽視禁物。