最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 2006年に距離短縮されてスプリント戦になって今年で12回目ですが、過去11回のうち4回が馬連万馬券になっています。最近10年間では、8番人気が5勝、11番人気も1勝。ハンデ戦ということもあり、何が飛び込んでくるのかわからない非常に難解な一戦です。 1.差し・追い込み馬が能力を発揮できる 過去10年で3コーナーの通過順位が二桁だった馬が6勝を挙げているように、差し・追い込み型の活躍が目立つレースです。ハンデ戦で先行争いが加熱しやすい傾向があり、無欲の追走から一発を狙う馬に展開が向きやすいレース。 2.長距離型の種牡馬が穴 2014年3着のカイシュウコロンボはマンハッタンカフェ産駒で、2013年の勝ち馬ツルマルレオンはハーツクライ産駒、2着のニンジャはグラスワンダー産駒、2010年の勝ち馬メリッサはホワイトマズル産駒と、典型的なスプリンター血統に混ざって、2400m以上の距離で本領を発揮する種牡馬の産駒が結果を出しています。 3.アイビスサマーダッシュ組強し かつてはアイビスサマーダッシュからの臨戦馬は苦戦する傾向がありましたが、レース日程が変更されて北九州記念まで中3週となった2013年以降は4年で3頭の連対馬を出しています。リトルゲルダはアイビスSDで4着、ベルカントは勝利しており、アイビスSDの好走は北九州記念に直結しやすくなっています。 トウカイセンスはハーツクライ産駒ですし、未勝利勝ち以降しばらく中距離戦を使われていたように、本質的には短距離馬ではないのでしょう。しかしそれだけに「後出し有利」の北九州記念では絶好の狙い目になります。前走のバーデンバーデンCは、休み明けで大幅馬体増、しかも急遽の乗り替わりもありながら、最速上がりをマークしての4着。小倉芝1200mでも[1-1-0-0]と良績を残しています。 アクティブミノルはアイビスサマーダッシュで4着。ブリンカー着用で先行力が戻って成績が安定してきました。1200の重賞ながら意外と徹底先行型が少ない組み合わせでもあり、久々の重賞制覇のチャンスです。エイシンブルズアイはレコード決着だった函館スプリントSを追い込んで6着。昨年オーシャンSを勝った実力馬が復調気配を見せています。小倉には初登場ですが、差し馬が能力を発揮できるこのコースはむしろ合っているかもしれません。 キングハートは函館スプリントSの2着馬で、年明け以来3・1・2・1・2着と充実一途。小倉芝1200mでも3戦3連対と好相性です。間隔を開けて臨むここが狙いの一戦。ファインニードルは前走阪神芝1200mをタイレコードで快勝。コースや展開を問わないレース巧者で、高速決着も望むところ。 ダイアナヘイローは最下級条件から3連勝での重賞挑戦ですが、相手なりに走れる馬ですし、ダッシュの速さはここでも上位。ラヴァーズポイントは昨年夏にCBC賞2着、セントウルS3着で、小倉芝1200mの持ち時計もナンバーワンです。前走は外枠が響いての敗戦で、立ち回りの巧さを活かせれば。
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