最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします
※火曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。 一昨年までは正月開催のマイル戦でしたが、去年から1400mに距離短縮されて、時期も2月の最終週に移されました。名称は同じながら、レースの性格は大きく変わりました。 この条件で行われる古馬のオープンは、夏の安土城Sと秋のスワンSだけ。ただ、世代限定の牝馬戦ではファンタジーS、紅梅Sが行われており、牝馬にとっては馴染みの深い条件とも言えます。 条件変更初年度の昨年は、クイーンズリング、マジックタイムが1-2着。クイーンズリングは秋にエリザベス女王杯を勝って、マジックタイムはマイル重賞を2勝。思わぬ出世レースとなりましたが、その傾向は今年も続くでしょうか。 1.4歳世代が圧倒的 条件変更前を含む過去10年で、4歳馬が7勝と圧倒的な好成績を収めています。以下、5歳が2勝で6歳が1勝。条件変更初年度の昨年も、勝ったのは4歳のクイーンズリングでしたから、この傾向は距離短縮後も不変と考えられます。 2.切れ味よりもパワー 先週の京都記念でマカヒキが伸びあぐねたのを見てわかる通り、現在の京都コースは芝が荒れて力を要する状態です。パワー勝負にも対応できる馬が有利で、できれば馬格のある馬を狙いたいところ。 3.冬場の牝馬戦は調子を重視 牝馬は夏に強いと言われるのと対照的に、冬場はなかなか調子が上がらないのが普通です。前走で凡走した馬の巻き返しは簡単ではありません。条件変更初年度の昨年も、2着マジックタイムと3着ウインプリメーラは前走1着馬。勝ったクイーンズリングは、前走8着とは言えエリザベス女王杯で0.3秒差でした。 ナックビーナスは関東馬ですが、京都でも3歳時に葵Sを勝った実績があります。秋のオパールSでは1番人気で6着に沈みましたが、その後牡馬相手にオープンを2勝しているのですから、並の牝馬ではありません。1400mはオーロCを勝った距離ですし、前走で520kgと馬格に恵まれた牝馬で、パワー勝負は望むところでしょう。 レッツゴードンキはダートのレディスクラシックで2着、芝のターコイズSでも2着。いずれも、強い相手がもう一頭いたという結果で、敗れて強しの内容でした。その前のスプリンターズSも着順以上の好内容でしたし、勝ち星から遠ざかっているものの近況は充実しています。使われる機会が多くないものの、1400mはベスト条件という可能性が少なくありません。 スナッチマインドはまさに京都芝1400mがベスト。1000万条件勝ち直後で挑んだ昨年の当レースも4着と好走しています。今年は前走で準オープン勝ちとさらに力をつけており、昨年以上の成績が期待されます。 アルビアーノは昨年の高松宮記念の3着馬で、このコースでは3歳時にスワンSを勝った実績があります。これまで3度の休み明けはいずれも馬券圏外に沈んでいるように、典型的な叩き良化タイプですが、牝馬相手のGIII戦なら地力を軽視できません。以下、スランプから立ち直ったウインファビラス、デムーロ騎手への乗り替わりが魅力のアットザシーサイド、馬体に実が入って充実著しいワンスインナムーン。
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