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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

4月16日 中山11R 皐月賞(G1)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 いくつかの牝馬限定戦に有力馬が集中する牝馬と違って、牡馬の前哨戦はバラバラです。弥生賞、スプリングS、若葉S、毎日杯、共同通信杯、きさらぎ賞、すみれS、アーリントンC、ホープフルSの勝ち馬がいるところに、フラワーCの1着馬までも登録してきました。

 近年は大牧場の有力馬が前哨戦を使い分けることが普通になり、直接対決の機会がないまま本番を迎えることが少なくありません。各馬の能力比較がわかりにくいのは、べつに今年に限ったことではなく、皐月賞ならではの難題です。ただし、適性やステップの優劣によって、出走馬をスクリーニングすることは可能でしょう。

1.スピードレースの経験が必要

 最近10年間の皐月賞馬で、前走2000m戦を使われていた馬は3頭のみ。ここ最近は1800m以下のレースから距離延長で臨んだ馬が6連勝中です。最近の皐月賞では1分58秒台の決着が当たり前になっているため、スローになる2000m戦をステップにする馬は、そのギャップに戸惑うことがしばしばです。

2.前走1着馬強し

 前週の桜花賞では「前走人気>>前走着順」であったのと逆で、皐月賞では前走を勝った勢いが重要だよ、というデータ。過去10年の皐月賞で前走1着だった馬が8勝しています(2着は4回)。前走で負けた馬は巻き返しても2着まで、という傾向です。さらに「前走1番人気1着馬」は[6-3-3-11]で勝率26.1%・連対率39.1%と、信頼性がアップします。

3.ゆったりしたレース間隔が◎

 近年ではスプリングS、若葉Sという直近のステップレースから臨む馬が勝ち切れません。最近5年間では2013年のロゴタイプ(スプリングSからの臨戦)の例があるだけ。共同通信杯や弥生賞など、じっくり間隔を開けた前哨戦から直行するローテーションが皐月賞の王道となっています。

 スピード能力・前走1番人気1着・ゆったりしたレース間隔。すべて兼ね備えているのは、じつはただ1頭しかいません。それがペルシアンナイト。マイルのアーリントンCの勝ち馬ですが、父はハービンジャー、母はゴールドアリュールの全妹ですから、血統的にはむしろ距離が延びたほうが良いタイプです。じっさい、この馬以外のハービンジャー産駒の重賞勝ちは、すべて芝2000mのものです。

 賢い馬でレースぶりに注文がつかず、ハービンジャー産駒としては珍しく高速上がりも苦にしません。これまでの対戦相手で一線級といえるのは、アイビーSで敗れたソウルスターリングくらいで、トップクラスとの力量比較は困難ですが、そもそも皐月賞とはそういうレースですし、さらに大混戦の今年にそれを言うのは野暮と言うものでしょう。スペックとプロフィール面では余裕で条件をクリアーしていますし、鞍上は過去に皐月賞4勝のミルコ・デムーロ騎手。チャンスは小さくないでしょう。

 レイデオロはここまで芝2000mで3戦3勝。2歳時の記録ながら他馬との持ち時計比較では上位をキープしています。つまり、年を越してもこの馬を凌駕するような馬は現れていない、ということ。休み明けはネックになりますが、素材の確かさとコース適性の高さを評価します。

 アウトライアーズはスプリングSを2着に敗れましたが、4コーナーで追い出しを待たされた分の惜敗でした。スプリングSの勝ち馬ウインブライトはその前走で負かしており、百日草特別ではカデナとタイム差なしの3着があります。ヴィクトワールピサ産駒は中山1800mでは目立ちませんが、1F延びる中山2000mは大得意にしており、前進は必至。

 ファンディーナはここまで3戦3勝、いずれも圧勝というレースで、これまで目一杯の走りをしたことがありません。ただし、ここまでの相手関係はいかにも楽でしたし、厳しいペースの経験もなし。また輸送を2回挟んでの中3週と、ローテーションもメンバー中でもっともハードです。素質の高さでどこまで踏ん張れるか。

 以下、不器用さが残るものの決め手は一級品のスワーヴリチャード、時計対応が課題も2000m重賞2勝の実績が光るカデナ、メンバー中唯一の4勝馬で自分の形ならしぶといアダムバローズ。

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