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最速の月曜公開!全重賞の展望をお届けします

5月29日 東京12R 目黒記念(G2)

netkeibaデスクの見解

※月曜段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

 ダービーデーの最終レースは、古馬のスタミナ比べ・伝統の目黒記念。舞台となる東京芝2500mは、ダービー・オークスより100m延びるだけですが、直線の坂を二回走ることになるため、スタミナ要求度が高いコースです。ハンデ戦ということもあり、多くの馬が一発を狙って激戦となることもしばしば。なかなか一筋縄では収まらないレースです。

1.2500m以上の実績が必要

 最近4年間の勝ち馬のうち、スマートロビン、マイネルメダリスト、ヒットザターゲットの3頭にはそれ以前に芝2500m以上のレースでの勝ち星がありました。2013年の勝ち馬ムスカテールも前年のアルゼンチン共和国杯(同距離)の2着馬。一方、一昨年のラブリーデイ、2010年のトップカミングは1番人気に支持されましたが、2400m戦にしか実績がなくここではスタミナ不足を露呈、馬券圏外に沈んでいます。

2.パワー勝負で大型馬が優位に

 エンジンの掛かりが遅いくらいの大型馬にとってちょうど走りやすい流れになることが多いようで、毎年馬体重が大きい馬の好走が目立ちます。馬体重500kg以上の馬が過去10年で4勝していて、連対率も16.1%。ちなみに馬体重480kg未満の馬の勝利は過去10年では皆無です。

3.背負っている馬は苦戦

 トップハンデの馬が馬券圏内に入ったのは2007年のポップロックが最後です。斤量が57kgを超えると勝ちが遠くなる傾向が顕著で、最近8年間の勝ち馬はすべて57kg以下。そのうち54kgが3勝を挙げていて、51kgも勝っているように、軽ハンデが効きやすいレースだと言えます。

 マドリードカフェは正月の長距離戦・万葉Sを勝っているように、スタミナ勝負には自信を持っています。昨年秋までダートを走っていたようにパワフルな大型馬で、パワーを要するこのコースは向いているはず。相性が良い川島騎手との再コンビで、重賞初制覇のチャンス到来です。

 マリアライトは2500m戦にも勝ち鞍があり、牡馬相手の長距離重賞でも一歩も引けを取りません。超スローの日経賞であえて折り合いに専念したことが今回に繋がるでしょう。

 レコンダイトは昨年の当レースの2着馬。右回りではしばしばポカがありますが左回りでは堅実で、巻き返しに注意。

 丹頂S勝ち、京都大賞典2着など長距離実績豊富なタマモベストプレイ、アルゼンチン共和国杯で3、5着があり距離延長は歓迎のスーパームーン、ズブさがあるのでこの距離で変わり身が見込めるタッチングスピーチ、長期休養明けをひと叩きした実績馬クリールカイザーまで。

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