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2月23日 東京11R フェブラリーS(G1)

netkeibaデスクの見解

 2014年JRA最初のG1レースは、真冬のダート王決定戦。国内のダート路線の終着点にして、3月に行われるドバイ国際競走への叩き台としての役割も果たします。東京ダート1600mはスピードだけではなくスタミナも問われるので、1800mのジャパンカップダートや2000mの東京大賞典の結果がほぼ直結します。適性よりも絶対能力が優先される舞台といえるでしょう。

 ホッコータルマエは昨年から今年にかけてダートG1を5勝。先行抜け出しのレースぶりには安定感があり、この路線のトップランナーであることは誰もが認めるところです。川崎記念を叩いて状態も万全。弱点は使える脚が長くないことで、昨年のジャパンカップダートのように早め先頭に立たされる展開になると脆い面があります。抜け出す脚の速さは他馬の追随を許さないので、仕掛けのタイミングが鍵になりそうです。今回はペースがそれほど速くなりそうにないので、この馬の持ち味が活きる展開になると見て本命に推します。

 ベルシャザールはジャパンカップダートの勝ち馬。ダート転向から半年で一気に頂点に駆け上りました。東京ダート1600mでも武蔵野S勝ちがあり、コースに不足はありません。不安材料は、前走から間隔が開いたことで仕上がり面が懸念されるところ。540キロ前後の馬体重を誇る巨漢馬で脚元にも弱さがあるため、いままで休み明けの成績は芳しくありません。また、エンジンの掛かりも遅い部類なので、ゴチャつく展開だとしばしばポカがあるのも難点です。今回に関しては、仕上がりと展開が大きなポイントになるでしょう。

 ニホンピロアワーズは前哨戦の東海Sを快勝して、左回りの不安を払拭しました。使われて良くなる傾向があり、今回はベストに近い状態で臨めるでしょう。ワンダーアキュートは8歳になりますが今のところ衰えは見られません。フェブラリーSでは2年続けて3着していますが、本来ならばもう少し距離がほしいところ。武豊騎手の手綱さばきに注目が集まります。

 根岸Sでダート重賞を初制覇したゴールスキー、ジャパンカップダート4着が好内容だったブライトライン、4歳の上がり馬ベストウォーリアが押さえ。

※特別登録段階の予想ですので回避馬が含まれるケースがございます。あらかじめご了承ください。

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