問答無用の決定力!週末の特別レースを完全に制圧します!
トゥザグローリーは、前哨戦の日経賞を、後続を2馬身半とチカラでネジ伏せる楽勝。古馬中距離GI戦線のフロントランナーであることを改めて印象付けた。 1000m通過が1分2秒7というスローもあり、走破タイム自体は特筆すべき数字ではないものの、残り1000mのレースラップは11秒9-11秒5-10秒8-11秒4-12秒3と強靭。しかも、勝負どころのラスト3Fで計時したラップは10秒9。最速の上がりでロングスパートを決めている。 もちろん、3200mの天皇賞は、折り合いやコース取り、仕掛けのタイミング。そして日曜日は雨予報。ひとつのミスが体力消耗を招くタフな舞台だけに、一筋縄ではいかないけれど、スタンド前を折り合って通過できれば、盾制覇が視界に入る。 割って入ればエイシンフラッシュ。前走の大阪杯は、前半1000mを59秒3で通過して、6F目からは11秒6-11秒6-11秒3-11秒8-12秒2と流れ、1分57秒8のレコード。こちらのラップも、相当凄い。 59kgを背負ったぶん、ハナ・クビ差の3着に敗れたものの、ダービー時の柔らかみが馬体にも戻り、適度な「遊び」も出てきた。本命馬に何らかのロスが生じるようなら、逆転も頭に入れておきたい。 日経賞2着のペルーサも、久々をたたかれ、昨年の青葉賞時の気迫が、全身にみなぎっている。パワー勝負の渋り加減の馬場も好材料に思う。世代トップとも言われる資質を、改めて問いたい。 4歳世代の陰に隠れてはいるが、マイネルキッツは春の天皇賞を1、2着した実力馬。前走は意味のある4着。勝ち切るまではどうかだが、2?3着の複勝率では、もっとも可能性が高い馬だ。 3着のローズキングダムは、前回は59kgを背負っての真っ向勝負。いざ天皇賞は、「ずるい」騎乗に持ち込まないと、トゥザには敵わない馬になってしまったのかもしれないが、コースロスの少ない絶好の4番を引き当てた。鞍上は抜群の天皇賞実績を誇る武豊。JC馬の地力は軽視禁物。 週末は雨予報。馬場が渋れば、欧州馬ジェントゥーのパワーにも警戒が必要だ。
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