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〜展望〜

まだ全貌の見えぬキャリアの浅い２歳馬の戦いであることに加えて、難解なダートの短距離戦、さらに多頭数…とかなり波乱含みの一戦。とりあえず荒れるというのがポイントだが、もうひとつ重要なことが、

「外枠有利」

という点。過去５年を見ても内枠勢はほぼ壊滅で、５年前にアップトゥユーが最内枠から逃げて粘ったくらい。ただ、それもリスク回避をした騎手が上手かったのと、その後の戦績を考えてもアップトゥユーはそもそも能力が高かっただけで、基本的に内枠で包まれたらジ・エンドというのが当レースの特徴。その点を踏まえればおのずと結論は見えてくるはずだ。

【本　命】◎エイシンヌプリ

近走は勝ち切れていないが、外枠でも出遅れても、常にキッチリ相手なりに走れる実戦タイプ。前走のフローラルカップは結果的に距離が長く、大外枠。２走前は展開が厳しく、３走前は距離不足の中でよく伸びて来ていた。

今回は相手も揃って人気は落ちているが、混戦での強さは強敵相手でこそ生きる。外枠もプラスで、スムーズに流れに乗れれば３走前にラストで見せたしぶとい伸びで十分勝負になるとみる。

〜対抗以下〜

対抗にはスピーディキック。

前走は展開が向いたとはいえ迫力ある末脚で突き抜けた。追われてしっかりしており、前が流れれば今回も再現がある。外枠もプラス。

３番手にレディーアーサー。

最もレベルが高かった栄冠賞で差のない３着好走は能力の証。自在性もあるので大崩れしないし、外枠も良い。引き続き好勝負。

ＪＲＡからはヒストリックノヴァを最上位評価。

初ダートの前走は楽勝。ダートスタート、ナイター、経験値などなど克服すべき課題もあるが、能力的には侮れない。外枠を引けた点も◎。

前走不発も脚溜まれば怖いスカーレットピース、鞍上の腕に期待したいスティールルージュ、大外枠から流れに乗れれば怖いスティールノーヴァ、前がやりあえば脚あるラッキーミーティアが続く。

内枠勢は押さえまで。

ココは波乱前提で思い切って手広く攻めて良い一戦。