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　イチノフリオーソはＡ２に昇級して、３、５、４着。威張れた戦績ではないが、ここはＡ２らしからぬメンバー構成。がぜんチャンスが広がったし、揉まれずに走れる外枠発進も絶好。千載一遇の好機を逃してはならない。
　勢いならセイプレジールに落ち着く。目下３連勝中の上昇馬だが、前走が筒一杯の逃げ切り。昇級戦のここでどこまで肩入れしていいものか判断に迷う。現実的な手段は単騎逃げの展開利を主張することだろう。
　前述のセイプレジールに迫ったのがモズファヴォリート。理論上は同等に扱っていいようなものだが、競馬はそんなに簡単ではない。道中のペースが違うぶん、クリアすべき課題は増える。踏ん張りどころだ。
　前走の馬体重をキープできてればコスモグラトナスも有望。枠が枠だけに出負けすることは許されない。それなりの位置で流れに乗ってこそ力を出すタイプ。スタートに集中したい。
　派手さはなくてもガロの一連の奮闘は評価していい。斤量差はあったが前走３着も大したものだ。前で競馬ができてるのは大きな強みで、引き続きマークは怠れない。
　穴党にはハタノキセキがお奨め。前走４着を過大評価するのは危険だが、どん底の状態を脱したのは間違いない。ならば通算１８勝の地力にすがる手があっていいのでは。