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◎サトノシャイニング

前走のダービーは大外枠という厳しい条件だったが、初角までにインを取りに行く鞍上の好騎乗もあって４着に好走。

出して行ったぶん序盤は力んでいたが、残り100m辺りまでは見せ場十分の粘りを見せており、最後まで完全に脚が上がったわけでもない。

あの内容なら勝ったクロワデュノール以外とは力差はないと思うので、現時点で世代屈指の馬であるのは間違いないだろう。

１２ハロンを走るには前進気勢が強すぎるので、単純に距離が短くなるのは歓迎。

この距離では落鉄のアクシデントがありながらクロワデュノールに０秒１差の好走歴があり、年明けには桜花賞３着のリンクスティップをあっさりねじ伏せるなど、とにかくハイパフォーマンスが目立つ。

今回は古馬との初対戦なうえに骨っぽいところが揃ったが、ベストの距離で５５キロなら不甲斐ない競馬にはならないはず。

前進気勢の強さは大事な才能。

◯ホウオウビスケッツ

１０ハロン戦ではどうしても折り合い重視の競馬になるので、前走の凡走には酌量の余地があるし、休み明けで馬体にも余裕があった。

マイルではやや追走に忙しそうなので、気性とフィジカルが噛み合うのはこの距離。

今年は冴えない競馬が続いているが、いずれのレースも言い訳できる点は多い。

衰えたとは全く思っていないので、凡走の一度もない東京で適距離なら見直せる。

▲シルトホルン

ここ１年は適条件以外を使われたり、出負けして流れに乗れなかったりで、本来の実力を発揮できていない印象。

２走前の当舞台での走りだけは良かったので、やはりベストは戦績が示すようにここと見てよさそう。

以前はハナか番手じゃないと結果が出なかったが、近走は好位からでも差し込めるようになって戦法の幅が広がっている。

昨年より確かな成長を感じるので、今ならこのレベルの相手にも好走できていい。